子供達と正面から向き合う事の大切さ | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

今日、以前に教育ボランティアで担当した女子児童に偶然出会いました。
 
思わず懐かしさに声を掛けようとして、ハッと思いとどまりました。
 
その女児はメンバーに心を開かず、絶えず揉め事を起こす、所謂「手におえない」児童だったからです。
 
当時
リーダーだった私も何度も諦めかけては、メンバーさんと「もう少しだけ頑張ってみよう」と試行錯誤を繰り返し、少しずつ関係は改善には向かっていました。
 
今春に私はその学校の担当を外れましたので、今日久し振りの再会でした。
 
私が声を掛けるのを一瞬ためらっていると、向こうから声がかかりました、「アッ 久し振り、どこに行くの?」
 
以前ですと例え目が合っても、プイッとそっぽを向く児だったのが、向こうから声を掛けてくれました。
 
  「今日はボランティアの研修会があって、3階に行くの」 
  「私は4階の図書館」
  「夏休み終わったのに何しに行くの?」
  「友だちにお付きあい」
      ・ 
      ・
こんな会話をして別れましたが、
 
研修会でその学校のメンバーと再会したとき、第一声が 「○○チャン いい児になりましたよ~」という知らせでした。
 
当該の学校先生からも、「皆さんの頑張りのおかげです」と言っていただきました。
 
恐らくは周りの方々の努力が大きかったのだろうと思いますが、
 
ボランティア全員でその児に正面から向き合った事が、その女児の心をゆっくり融かしていった結果だと思います。
 
私にとっても、とても嬉しい今日の出来事でした。