(昨日の続き)
70歳台の方は子供時代に戦争を体験をされていますが、その事が思想・行動の原点になっているように思います。
戦前には絶対的であった大日本帝国があっという間に瓦解し、価値観が百八十度変ってしまったのですから。
養老さんは、
「国家もそして会社も一種の『約束事』」に過ぎない。実体のあるものではない」
「ところが多くの人がそんな『約束事』を、実体のあるものより上だと考えるから、戦前の日本がそうであったように、ある状況下では国が極端な方向に進んでしまう。」
「何かおかしいぞというときの最後の判断基準は、『約束事』ではなく人間としての『感覚』におく必要がある。」
以上ですが、今問題になっている「原発」にしても全く同じことでしょうね。
つくりあげられた安全神話が、一瞬で瓦解するのを目撃した以上は、
我々の豊かさのために、あとの世代に「負の遺産」(核のゴミ)を残すべきではないですね。
元気な諸先輩にエールをおくります。