私は先々実家(奈良)の近くで小さな珈琲店が出来ればと考えています。
その原点(出発点)となった喫茶店?が枚方市の郊外星ヶ丘にあります。
その店は「SEWING TABLE」というチョット変わった名前です。
昨日立寄った本屋さんで何気に手に取った本が、そこのご夫婦が書かれた本で、
「SAWING TEBLE」の開店から今日までの心境など日常を綴っておられます。

私が初めて行った7年前には、そのお店は洋裁学校の裏の原っぱの片隅にあり、
農家の納屋のような場所で、 最初はとても喫茶店とは思えず半信半疑で、恐る恐る中を覗いた事を覚えています。

7年前の「SEWING TABLE」
当時喫茶店といえばおしゃれな店という感覚がありましたから、最初はちょっとしたカルチャーショックでした。
本を読みますと今も店の感じは当時とほとんど変わっていないようです。
住宅街の真ん中に木々で囲まれた、まるで隔離されたような空間があり、
その一角に、人々が「何気にジーッと居れる場所」があるんですね。
「一人なのに豊かな気持ちになれる場所。自立した大人のための草原を創りたかった。」と上記の本には書かれていました。
10年前にここを始められた玉井さんという女性のパワーと芯の強さに感服すると共に、そのぶれのない感性に敬意を表します。