以前に触れた私の死生観について書きます
私は人生の前半と後半で人が変わったようだとよく言われますし、自分でもそのだろうと思っています。
前半生は自分の殻に閉じこもり他人を避け、自分を守ることでいっぱいいっぱいの人生でした。それが他人が怖くなくなり、積極的に人に接す事ができるように変わったのには、一つの転機がありました。
40歳半ば頃、私は公私ともに大きな壁にぶつかり心身共に限界の状態でした。
そんな私を心配してくれた友人が、とある宗教団体を紹介してくれました。
そしてその団体を主宰する方からいろんな話を聞く中で、いままでは考えたこともないことについて考えるようになりました。
「人生とは」「生きる意味は」「病気とは」「死後の世界は」etc そしていろんな本を読み漁る中で、今の「死生観」が自然に形成されました。
それは一言でいえば「輪廻転生」を自然なこととして受け入れた事でした。
『人はみなこの世に「テーマ:宿命」を背負って生まれてきて、人生の経験を積む中でその宿命に向き合いもがき苦しむ中で、より高い「魂」のレベル(=成長)を目指すんだ』って事。
当時壁にぶつかりもがいていた私はそれを何の抵抗もなく受け入れられました。
そしてそれ以降、今まで拘っていた人との比較や競争が意味のない事にかわり、「自分がどれだけ成長できているのか!」が私の関心事に変わっていきました。
今日本だけでなく世界は大きな壁にぶつかっています。今までの価値観が大きく揺らいでいます。今の世界はこのままでは学者が言うまでもなく、いずれ破綻するように感じます。
今の閉塞状況をブレイクするためには「哲学」「思想」「価値観」のレベルで大きな変革が不可避で、それは人々の「死生観」の転換だと考えています。
今世界では多くの指導的な人達がそのことに気づき始めています。その人々の比率があるレベルに達した時に世界は新しいステージに達することが出来るんだろうと考えます。
こんな話に最後までお付き合い有難うございました。
この子たちに新しい明日が来ますことを!!
