暗くて長い北欧の冬にやっと春が訪れました。チューリップ赤


街の木々にもようやく芽がつき始め、森に入れば地面は白や黄色の花の絨毯。

そして今まで土色だった遠くの畑も、うっすら緑がかっています。


北欧は高緯度に位置するため、夏と冬の日照時間がうんと違います。

しかも冬はどんよりとした曇り空ばかり続くので、「太陽を見る」ということが

ほとんどといって良いほど、ありません!

太陽の光って、人の気分にすごい影響を与えるんですよね。

だからこの北欧でも、冬になると欝になる人がたくさんいます。


そのせいで、「春の訪れ」は北欧人にとっては言葉どおり、

「待ちに待った」イベントなんですよね。

小春日和には皆狂ったように外気浴をし、通りは散歩やジョギングする人で一杯。

そして友達や家族との会話も、まずは天気の話で盛り上がる。

庭にどんな花が咲いてるか、また今年はどんな花を植えたか・・・


思えば、遠くへ旅行に行ったデンマーク人から絵葉書を受け取ろうものなら、

か・な・ら・ず まずはどれだけ太陽が照ってるか、

そして気温はどれだけか、から文章が始まります。

それだけ太陽の光と暖かい気温は、北欧人にとって「憧れ」なんですよね。


これからどんどん北欧も暖かくなり、夏には日照時間が20時間くらいまで

伸びます。今からどんどん変わってゆく景色を心して楽しみたいと思います。



先日、テレビのニュース番組で、精神病にかかってしまったために

仕事を続けられなくなった人から、直接話を聞いているシーンがありました。


その時ふと思ったのですが、これってすんごいデンマーク!

それともヨーロッパ精神っていうのかな。


だってこういうシーンって、日本では「恥ずかしい事」であり、「他人には

隠したい事実」であって、テレビに出ようものなら、必ず音声を変えたり、

顔を隠したりしますよね。テレビ局だって、間違ってもその人の名前を暴露してしまう、

なんて絶対しません。


ところがデンマークって、こういうシーンで名前を伏せたり、顔を隠したり、

ってまずしないんです。精神病の人、何らかの理由で職を失った人、

ホームレスの人、不妊症で悩む人、前科のある人、

アルコール中毒が原因で職も家族も失った人、セックス依存症で悩む人・・・


ともすれば「恥ずかしい」とか「知られたくない」と言った悩みを持ってる人でも、

自分に素直で、ありのままの自分を誰にでもしゃんと見せるんです。

決して「恥ずかしい」と隠れたりしない。

「間違いや不運は誰にでも起こること」という考で、オープンなんです。

そうすると、日本のマスコミって「イメージ」を作りすぎだと思います。

「普通」でない事は「恥ずかしい」事であって、「他人には隠すべき事」。


そしてお笑い番組やトークショーでは必ず出演者の一言一言の後に

「え~~~~っ?!」

「きゃははははは」

「うっそ~~」

という喚声がわざわざ挿入されて。

まるでそういうリアクションが当たり前であるかのように。

そうする人達が「普通」であるかのように。


そういう意味では、デンマークのマスコミによる情報って

もっと親近感があるし、信頼性がある気がします。



先日、めでたく三人目を懐妊したと報告させてもらいましたが、

ちょうど今、デンマークのテレビで

「子供を望むカップル、100組のベビー作りを追う」

という番組がやっています。


この番組を機に子作りを始めた若いカップルもいれば、

48歳になってから4人目が欲しくて再び子作りに臨んでいるカップル、

そして高齢になってから子作りを始めたカップルから

数年間子作りに臨んでいても、未だに子供を授かっていないカップルなど、

全くばらばらです。


まだ番組が始まって数週間ですが、女性の体と年齢、男性の体と年齢、

環境、食べ物、生活習慣などなど・・・

子供を作るっていろんな要素が関係するのだと、改めて驚かされます。

そしてこうして3人も妊娠できた自分の体と幸運に

感謝の意で一杯になります。


不妊症の増えている昨今、やはり一番の原因は女性の子作りを始める年齢が

どんどん遅れていることにあるようです。


働く女性に対する男性の、企業の、そして社会全体の理解と

協力がかなり進んでいる北欧でさえ、高齢出産が増えています。


女性の子作りを高齢まで伸びさせない環境作り、

これって女性の社会進出とは両立できない、

ユートピアのテーマなのでしょうか・・・。

あ~久しぶり。

3ヶ月ぶりよ。ブログに戻ってくるの。


最初の一ヶ月は日本に帰国してたから。

「ヴァケーション中はことごとくメールもPCも触らない」のが主義の私は

もちろん、ブログはお休み。


そして年明け早々、デンマークへ帰ったら翌日から出社、

決算の仕事に追われる毎日・・・


2月下旬まで夜な夜な、週末も繰り上げで仕事してました・・・


子供とあまり接触できなかったなァ・・・

家事も旦那に任せたままだったし、あの二ヶ月・・・

洗濯物は何と何が一緒に洗われてたんだか・・・あせる

とにかく、協力的な旦那に感謝ですわ。


ところで!仕事で多忙だったのもありますが、実は、ブログをそのまま2ヶ月も

休んでた理由はもう一つ。

いえ、はっきり言って、これが一番の原因でした。


つ・わ・り


です!!そう、3人目を懐妊いたしました!

9月上旬に出産予定です。


これからはデンマークでの妊娠ライフも含めて、

またブログをちまちま続けたいと思ってます。




今年の年末・年始は日本で過ごす我が家。

実は、今度の土曜日にここを発ちます。

飛行機



でも、私、飛行機が怖いんです。

あんな鉄の塊が空を飛ぶなんて、私の理解外。



それでも海外生活もかれこれ16年目、今まで何十回と飛行機に

乗ったことでしょう。でも、だめなんです。乗れば乗っただけ、

落ちる飛行機に当たるんじゃあないか、って思っちゃいます。

毎回、2日目くらいからそわそわしだし、同日はかなり神経質になってて、

朝からトイレばかり行ってるし。



これも子供が産まれてから、ひどくなりました。

って別に体質が変わった、ってわけではないんですが、

子供を置いて(例えば出張などで独りで)飛ぶときなんて、

もう本気で心配します。自分の命の心配じゃなくって、

もし自分が死んだら、のシナリオを考え、そしたら残された子供は

どうなるんだろう、ってそういう心配です。ガーン



でも今回は家族みんな一緒。

逝く時はみんな一緒だ!

こんな良い死に方はない!



それぐらいの勢いで、がんばって乗りますね・・・。ハァ・・・。

デンマークのクリスマス。

国民にとって、一年で一番のイベントです。クリスマスツリー


12月は何かと友達・家族との団欒が多い月。

もちろん、クリスマスの飾りを作ってみたり、

一緒にクッキーを焼いたり。


そんな12月、毎日毎週がクリスマスまでのカウントダウン。

ここで毎年どの家庭でも行われる、伝統の行事を二つご紹介。


まずはアドベント・カレンダー

四本の大きなキャンドルのまわりに、

もみの木の枝や赤・金などのクリスマス色の飾りを

あしらい、リビングやキッチンに飾ります。

クリスマス前の四週間前の日曜日から、日曜日ごとに

キャンドルを灯してお祝いです。

第一週は一本、第二週は二本、とキャンドルを灯し、

四本のキャンドルが点く最後の日曜日まで楽しむのです。


そして、その次はプレゼント・カレンダー

これは子供用なのですが、24日までの毎日、何かしらの

プレゼントが毎日もらえるんです。

(って親が用意しなきゃいけないんですが・・・ガーン

百円、二百円程度のプレゼントが多いのですが、それでも

きちんと一つづつ包装し、1から24までの番号がついた

カレンダーにそれぞれプレゼントをつるします。

これを毎日、毎日、一つづつ開けるのを楽しみに

子供達は12月を過ごすわけです。


我が家の息子達も、毎日の小さなプレゼントを楽しみに、

12月の朝は早起きです。



週末はまた、ドイツに行ってました。

後一ヶ月にせまったクリスマス、ドイツの方が安いので、

ユトランドにいる親戚(国境から一時間)に寄ったついでに、

ドイツまで足を伸ばして買出しに行ったわけです。


朝から張り切ってフルパワーでショッピング、

気がつけばとっくにお昼を過ぎててお腹はぐ~~っ叫び

でもまだショッピングは残ってるし、ってことで

その辺のカフェで手っ取り早くランチを済ませることに。


スライスしたてのハムがたっぷりのサンドイッチ、

迷うほどのおいしそうなケーキ、

焼きたてのプリッツェルにたくさんの種類のパン、

ソーセージ、ポテト料理、などなど・・・


う~ん、ソーセージ。

めっちゃいい匂いで気になるが、オーダーする気にはなれず。

なんてったって、「付いてくるもの」が気に食わない。

だって「どばっとカレーパウダー オンザ ケチャップ」だもの!!!


前にも数回トライしたが、どうも、美味いとは思えない。

やっぱりデンマーク流にケチャップとレモラーダの方が

よっぽどか美味。

どうしてドイツ人ってあんなにカレーパウダーが好きなのかしら・・・

そしてケチャップとの組み合わせは一体誰がどのように

広めたのかしら・・・


これはカレーがドイツへ渡った歴史と何やら関係あるのかも・・・

変がことに興味深々、私の研究材料の一つになりそうです。

前回はデンマークのお産の話に触れましたが、実は最近、テレビ

お産をテーマにしたドキュメンタリーをやっているのを見たのが

きっかけです。


しっかしこっち(ってたぶん、ヨーロッパ)のテレビってすごい。

映画もそうだけど、陰部とかって隠さないんだよね~~えっ


先日のテレビによるお産のシーンも、ちょうど水中分娩してる

妊婦さんを映してたのですが、もう、す・べ・て・丸見え。

おっぱいから子供が出てくるところまで・・・目


こっちっていきなりだからな~

映画でもいきなり男の人のモノがぶら~んとかってでてきたり、

おいおい予告してくれよ、って感じです。


でも、そうやってありのままを露出してしまうと、

エロチックな衝撃はなく、人間という自然体を感じます。



ここデンマークの出産は、あくまで自然分娩。

麻酔や帝王切開も、必須になった時の最後の手段。

産まれて来るベビーの父親は必ず分娩で苦しむ母親の傍で

できるだけのサポートをするし、本人が希望すれば、

産まれてきたベビーのへその緒を自分で切らせてもくれます。


そしてこちらには新生児室がありません。あせる

産まれた瞬間、まだ本当にべとべとのベビーちゃんを、

「はい、おめでとうございます」、って母親のお腹の上にぽん!!

その瞬間から、ぜ~~~んぶ、母親・父親任せ。

看護婦さんは、あくまでも、母体やベビーの体調を見守るまでで、

日本の産院のような”世話”はしてくれません。


分娩で疲れ果てた母体をいつ癒すの~~~?と目が点でしたが、

でも、あの瞬間って、本当はすごく大切なのかもしれない。

だって、まだ目を開けてなくって、くしゃくしゃな顔のベビーが、

まるで子犬がそうするように、思い頭を一生懸命動かして、

乳首を捜すんです。

誰に教わったわけでもないのに、産まれた瞬間に、乳首を捜す。

これって動物的というか、神秘的というか。


この瞬間を、ベビーの体を洗う、とか、身長・体重を測る、とかって

連れ去られちゃったら、なんかベビーがかわいそうな気がする。

しかも新生児室のプラスチックのベッドに入れられ、

別室で”見せ物”みたいにずらっと並ばされる・・・って言ったら

言い過ぎかもしれませんが、なんとなく、寂しい。

やっぱり人間だって動物だし、分娩したからって言ったって、

病気ではありません。母体はかなり、頑丈にできてます。

ベビーだって、連れ去られるより、ママの声が聞こえ、

ママの匂いのする、ママのとなりが一番なんじゃないかな。


最初は驚きばかりのデンマークの出産でしたが、今になって、

こっちのやり方でよかったって、思います。

デンマークと言えば、アンデルセン、バタークッキー、デニッシュ、

ロイヤルコペンハーゲン、B&Oなどのデザインもの・・・

みんな日本に馴染みのあるものばかりです。


それにしてもロイヤルコペンハーゲンってタッカイですよね~汗

でも日本では人気の高いチャイナのひとつ。

そんな日本、ロイヤルコペンハーゲンのビジネスを随分

”左右してる”って知ってました?


私の知り合いでロイヤルコペンハーゲンのサプライチェーン マネジメント

の仕事してる子がいます。インドやマレーシア(だったかな、)の

工場との契約・管理を担当してて。


その子が言うには、ブランド志向の強い日本は、ロイヤルコペンハーゲン

にとって第一のお得意様。

陶器やパッケージを作る工場を変えようものなら、まずサンプルを

日本支所に送って、それで日本がOKを出さなければ、契約できないんですって!

親会社が日本支所の言いなりになってる、って感じですかね。


商品の種類だって、本場のデンマークでは食器セットや花瓶、ちょっと

した飾り物くらいしか売ってないというのに、出せば出すほど売れてくれる

日本では写真立てやらティッシュボックスやら、色々あるでしょ?


こっちからインターネットで、”ふ~ん、日本にはこんなのあるんだぁ”って

見るの、ちょっと変な気分です。目