五月は聖母月ですね。
フェイスブックで、とても斬新な、底抜けに明るい笑顔の聖母子像が投稿されているのをみつけました。
宗教美術においては伝統に忠実であることも大切ですが、時代時代に合わせて新しい表現を追求する「アジョルナメント(現代化、時代への適応)」もあってよいと思います。
考えてみれば今は古典的な作品と思われているティツィアーノの「聖母被昇天」なんかだって、ジョットなどの宗教画が標準だった時代に比べたら一枚も二枚も脱皮した斬新な表現を試みたものであって、その時代の人にとって衝撃的なものであったに違いありませんからね。