日の入りはぐんぐん遅くなりつつある | MTFのAkemiのblog イタリア児童文学・皆既日食・足摺岬が好き

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私は、イタリア児童文学が大好きで、皆既日食も大好きで、足摺岬も大好きな、団塊の世代に属する元大学教員で、性別はMTFです。季節の話題、お買い物の話題、イタリア語の勉強のしかた、新しく見つけたイタリアの楽しい本の話題などを、気楽に書いていこうと思っています。

以前に、秋から初冬にかけては日の入りの時刻が急激に早くなるので、とても物悲しいという話を書きましたが、

地方真太陽時で生活してみたい | MTFのAkemiのblog イタリア児童文学・皆既日食・足摺岬が好き (ameblo.jp)

 

あれは現在の世界で使われている時刻法が平均太陽時だから起こることで、真太陽時で考えれば、そんなに急激な「日暮れの早くなる」現象は起こっていないのだ、ということも、あのときに書きました。

 

だから真太陽時で暮らしてみたいものだと、あのときには書きましたが、冬が半ばを過ぎると、逆に平均太陽時で暮らしていることのメリットが顕著になってきます。

 

1月から2月にかけては、平均太陽時と真太陽時のあいだの差(均時差)が逆方向に揺り返して、真太陽が平均太陽よりも大幅に東にずれるため、ただでさえ冬至を過ぎて日の入りは遅くなりつつあるのが、平均太陽時によるとその傾向に拍車がかかることになります。

均時差 - Wikipedia

アナレンマ - Wikipedia

 

これは、国立天文台が発表している日の入り時刻の予報を参照してみればすぐわかります。

 

日の出入り@東京(東京都) 令和 5年(2023)12月 - 国立天文台暦計算室 (nao.ac.jp)

 

日の出入り@東京(東京都) 令和 6年(2024)01月 - 国立天文台暦計算室 (nao.ac.jp)

 

日の出入り@東京(東京都) 令和 6年(2024)02月 - 国立天文台暦計算室 (nao.ac.jp)

 

ごらんのとおり、12月18日には16時30分だった日の入りの時刻が、今日1月18日には16時53分になり、ひと月後の2月18日には17時25分になります。

 

この季節には初冬とは逆に、平均太陽時で暮らしていることの恩恵が感じられるものです。