長崎の聖母の騎士修道院の小崎登明修道士さまが、一昨日(2021年4月15日)の宵に帰天されたとのニュースが入りました。長年、コルベ神父と原爆の両方の語り部として活躍しておられた師は1928年3月のお生まれですから、満93歳でした。
「小崎登明の93歳日記」と題されたブログの最後のほうは、師の口述をどなたかが代筆したものかもしれませんが、それにしても帰天される当日の日付けの記事をも残されているのはあっぱれです。理想的な「完全燃焼」をなさいましたね。
師には、初めて長崎へ旅行した2001年8月と、学会出張のついでに聖母の騎士修道院を再訪した2012年6月との二度、お目にかかりました。五年前の、うつ病地獄のどん底まで落ちていたころ、師の自伝『十七歳の夏』だけがかろうじて読める本だったという体験もありました。天国での安らかな憩いの時を過ごされますように。
あっぱれな旅立ちを讃えて、わたくしなりの「葬送の曲」を選曲しました。
聖歌「神ともにいまして」(桃色の優しいお花とともに) - YouTube
岡村孝子 「天晴れな青空」(Live '02) - YouTube