”「ホオジロザメ発言」をどう評価しますか?”とか何とか言うよりも…… | MTFのAkemiのblog イタリア児童文学・皆既日食・足摺岬が好き

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私は、イタリア児童文学が大好きで、皆既日食も大好きで、足摺岬も大好きな、団塊の世代に属する元大学教員で、性別はMTFです。季節の話題、お買い物の話題、イタリア語の勉強のしかた、新しく見つけたイタリアの楽しい本の話題などを、気楽に書いていこうと思っています。

ホオジロザメがどうのこうのとかいう愚にもつかないゴシップに心を奪われる暇があるなら、その時間を使って「祈り」という曲でもじっくり聴いたほうが、ずっと心の糧になると、わたしは思います。

 

 

 

初めて聴いたとき、ああ、孝子さん自身の1996~2003年ごろの試練に満ちた人生体験が反映されている曲なんだなと思いましたけれど、そこをゴチャゴチャ詮索するのは、わたしの趣味ではありません。大切なのは、そこから生まれてきた作品がどこまで個別体験の特殊性を超えて、幅広い人の心の琴線に触れる普遍性をもつものに高められているかということ。その意味での完成度が高い作品だと思います。人生には、惑星でスイングバイする宇宙船(惑星探査機)のように、相手と合体するためではなく、自分が生まれ変わるために、接近遭遇する必要があっての出会い(と別れ)というのがあると思います。