地域の社会福祉協議会から作文の募集が来ている。
福祉の作文を、小中学校から集めて文集をつくるのだ。
毎年行っている。

「福祉教育に貢献している。」などと依頼文には書かれているが、自分たちが勝手に理屈を付けているだけで、実績づくりの他の何者でもない。
これは非常に迷惑だ。
小学生に作文を書かせることの面倒さを知らないのだろう。
書き方を教えて、下書きさせて、それを直して、清書させる。
時にはマンツーマンで付いていてやらなければならない。
時間が無駄だ。
社会福祉協議会では、集めて、業者に依頼して、文集にするだけで、何も苦労はない。
赤い羽根募金からもらった金で、こんな無駄なことをしている。

それなら、応募に応じなければいいだろうと思われるだろうが、これがそう簡単にはいかない。
出さないでいると、社会福祉協議会の会長から学校に電話が来る。
校長から「電話が来たので、何とか出してください。出していないのは本校だけだそうです。」
「自分の学校だけ」というのに非常に弱い。
しかも、社会福祉協議会の会長はだいたい、元町長とかいう、退職した有力者がなっている。
田舎の天下り先なわけだ。
そこから言われると、校長は断れない。
困ったものだ。


全国に学力を誇る、わが●●県。
その教育委員会が、ネットで算数数学の単元テストを配信している。
始めた当初は、テストをするのも任意、結果をネットで報告するのも任意、だった。
そのうち、テストの結果を入力しないでいると、県教委の支持を受けた市教委から、入力せよとの電話の指示が来た。

今度は、理科の単元テストまで配信を始めた。
チラッと問題を見てみると、内容に、独自性は何にもない。
市販の問題集と何ら変わりはない。
無視していたら、またまた、市教委から
「テストの結果を入力していないから入力しろ。」
との電話が来た。
あんな問題をやっている時間の余裕はない。

他の県でもネットで単元テストを配信しているところがあると聞く。
全く、教育委員会は、おかしくなっている。
元、同僚の教師が、自宅で自殺した。50に近い女教師だ。
今年の人事異動で、一番大きな学校に異動し、6年生を担任していた。
担任した直後の4月から、病休に入っていた。
鬱病らしい。

この女教師は、超小規模校で私と同職していたときは、覇気のない人だった。
体が弱かったのかもしれない。
精神的に弱かったのかもしれない。
詳しく突っ込まなかったので分からないが、忙しい学校現場なのに定時で帰ることの多い人で、あまり仕事をしなかった印象がある。

そこから、いきなり、市内最大規模校の6年生担任になった。
やっていけるのだろうかと思っていたら、病休を取った。

人事異動担当の教育事務所管理主事は、何を考えてこんな異動をしたのだろうか。
校長から情報は得ていたはずだ。
異動先の校長は、何を考えて6年生の担任にしたのだろうか。
どんな学校のどのクラスでも担任できなければならないのは、建前で、実際はそうではないでしょう。
この自殺は、異動の際に配慮すれば避けられたはずだ。

教育事務所や、管理職には、大いに不満がある。