毎日の仕事の忙しさで、オリンピックだと云うことをすっかり忘れていた。

ちなみに、明日から15日までお盆休みをもらった。


深夜にテレビを点けると、なんだかの競技の表彰式が映っていた。
そして、会場のBGMに『炎のランナーのテーマ曲』が流れていた。


中学生のころ、映画好きの友だちと、
アタシは『スクリーン』、友だちは『ロードショー』と、決めて買ってきては、好きな映画スターの切り抜きを交換していたことがある。

その『スクリーン』に、試写会応募ハガキがついていて、せっせと応募して『炎のランナー』の試写会に当たった。


父の車の送迎つきで、夜の本町御堂会館まで、張り切って、人生初の試写会に行った。


ほんの子どもだったので、内容もそれほど理解できなかったのに、やたら感動していたように思う。


そのあと、お小遣いで『炎のランナー』のサウンドトラックを買って、ずっと聴いていたのだから。


ストーリーなんて、殆ど覚えていないのに、主人公の一人が、『ハロルド・エイブラハム』というユダヤ人だったと、くっきり覚えている。

今でも、一人で道を歩いている時なんかに、なんの繋がりもなく、『ハロルド・エイブラハム』という単語が、ひょいと自分の口から出てきて、そんな自分にビックリする時がある。

独り言に人名。しかもユダヤ人。



あと、どおしても忘れられないのが、

『心に希望、踵に翼を持った若者たちの物語である。』というキャッチコピーだ。



あの『炎のランナーのテーマ曲』を聴く度に、この美しいキャッチコピーを思い出す。

シンセサイザでスチャチャチャチャって、小さく入る音が、踵の翼が羽ばたきしているみたいだと思っていた。




もう一度、大人になった今、『炎のランナー』を、観てみようかと、思わなくもない。



Android携帯からの投稿