石川県珠洲(すず)市で3年近く続く群発地震。

そして、その断続的に続いている地震の中で、およそ半年前に震度6強を記録した大地震が発生したことに驚かされました。

 

 

能登半島には、活火山がなく、珠洲市には主要断層帯もありません。

ですが、震度6強の地震が起きました。

 

建物が耐えられる震度の目安を再掲しますが、震度6強は、現行の耐震基準でマンションのほとんどを占める「耐震等級1」が耐えられる限度です。

しかも、中破しても仕方ないよね、というレベルの大きな揺れの地震です。

 

地中は未だに分からないことだらけ

上に掲げた記事の中で、東大地震研の岩森教授が「~が分かってきました。」という報告をするとともに、地震活動もやや減ってきている、けれども地震数は変わらないという現状を説明しています。

歯切れが悪いですが、これは仕方のないことなのです。

 

地中のことは、未だに分からないことだらけ」なのです。

 

問題のない可能性を追求する

地面の下のことは、誰も分からないのです。このことをみんなが認識すべきです。

 

だからこそ、地盤に関しては、現在入手できる情報をできるだけ集め、「良い地盤」を選ぶ必要があるのです。

少なくとも、調べることができる範囲に関しては、きちんと調べ、分からない部分を少なくすることが大事だと思います。

 

表面的には「良い地盤」の場所を選んでも、実際には大きな被害を受ける場合もあるでしょう。

自然相手なので、100%の防災(未災)はあり得ません。

だからこそ、把握できる範囲で「良い地盤」だと思える場所を選びましょう。