「J-SHIS Map」という、地震のときの地面の揺れを表示してくれるサイトがあります。

 

 

これは、250mメッシュ単位の「平均的な3次元地盤モデル」を構築した上での数値を採用しているので、たまに「ん?」というときもありますが、非常に参考になることは間違いないでしょう。

 

さて、そんな「J-SHIS Map」の「表層地盤」を見てみると、東京の山手線内に「地震時に揺れが小さい可能性がある」黄色で表示されたタイルが4つあります。

 

1.皇居の御所

黄色のタイルが2つ連続して並んでいます。

御所の辺りは、山手線内で最も揺れにくい場所の一つということです。

表層地盤のデータがないときから、この場所を選ぶとは、さすがですね。

上の1の場所の拡大図です。

 

2で表示した場所には、衆議院分館・第二別館、国会記者会館等があります。

3で表示した場所には「都立日比谷高校」があります。

2と3の場所の拡大図です。

 

日比谷高校は、すごいですね。

このタイルの表層地盤増幅率は“1.19”であり、御所の“1.2”よりいい数値です。

日比谷高生は、ある意味、御所よりも安全な場所に通っているんです!

 

上でも触れましたが、250mメッシュという少し広い範囲での情報かつあくまでモデリングされた情報なので、実際に物件を購入しようとする場合には、当該地の調査が必要ですが、地震の際に安全なエリアを見極めるには非常に有用なサイトです。

是非ぜひ、使ってみてください。