やっと晴れたので、あけぼのばし商店街周辺の桜を撮ってきました。

 

1.区営住宅(河田町アパート)敷地の桜

あけぼのばし商店街の北の方にある河田町児童遊園の手前にあります。

 

2.河田町ガーデン南側の公開空地

あけぼのばし商店街の北側にある「河田町ガーデン」の敷地南端にある公開空地に植えられた桜。

石のベンチに座ると、複数の桜に囲まれます。商店街付近では、ここが一番の桜のスポットです。

 

3.河田町ガーデン大階段の桜

「河田町ガーデン」西側の、あけぼのばし商店街に下りていく大階段脇にある桜。

こちらの桜も見事です。

 

4.安養寺の桜

商店街から狭い通りを入って行った先にあるお寺の桜。

幼い頃の娘が押し花を作るっていうと、一緒に落ちている桜の花を拾いに行っていました。

桜が通路側にせり出しているので、落ちた桜の花がきれいに残っていることが多いんです。

 

今年は、満開になってからなかなか晴れずに、桜の花を撮れませんでした。

やっぱり桜は青い空をバックに撮りたいですし。

またまた、『施工不良』のニュースです。

 

 

スーパーゼネコンの「大成建設」が、不良工事をした上で虚偽報告をしていた、と。

この虚偽報告」の部分が(更に)タチが悪いと思うんですよね。

 

虚偽報告をした、ということは、担当者は「これじゃダメだ」って分かってた訳ですよね。

ダメだと分かっていながら、やり直しや正常に近付ける工夫等をすることなく、「虚偽報告」をしたということころが許せません。

■納期遵守主義の弊害

このようなことがあると、必ず言われるのが「納期遵守主義」の弊害です。

納期を守ることのプラッシャーが強過ぎるので、多少のミスや施工不良は、何とかごまかそうという方向に意識が働いてしまう、と。

 

いい加減、納期を守ることよりも、安全な建物を造る方が大事だ、と文化を変えなくてはなりません。

■事業主社員のファインプレー

今回の施工不良が発覚したキッカケは、事業主であるNTT都市開発の社員が発注していたものと違うボルトが使われていることに気付いたことです。

そこから、大成建設側も調査をし、柱の水平度のズレやかぶり厚さ不足などが相次いで発覚した模様です。

 

この社員が気付かなかったら、このまま竣工していたのでしょうか?

■分譲マンションや建売住宅は?

今回は、建設途中に事業主側のチェックで気付くことができましたが、完成した建物(※)を購入する分譲マンションや建売住宅は、どのようにチェックをすればいいのでしょうか?

※実際には、完成前に購入契約を済ませることも多いですが、建設工事を逐一チェックすることはできず、事実上、完成した建物を購入することと変わりません。

 

結論から言うと、チェックは困難です。

 

杭打ち不備によって一部の棟に傾きが生じ、全棟建て替えになった「パークシティLaLa横浜」も、傾き等の症状が出なければ分かりませんでした。

 

少し前の「なぜ3階建ての建売りはお勧めできないのか」でも書きましたが、出来上がった建物に施工不良があるかないかは“運次第”です。

 

万が一、購入した建物に施工不良があったとしても、倒壊はしない物件を選びたいものです。

防災は「住まい選び」から。

大地震の度に『想定外』という言葉がむなしく繰り返されます。

 

【想定外とされたこと】

阪神淡路大震災

→ 神戸は「地盤が花崗岩でできた地震に強い街(by 当時の市長)」だからと地震への備えを怠っていた。(地震自体が想定外だった?)

→ 同時多発的に火災が発生した。

→ 主要幹線道路がマイカーなどで大渋滞し緊急車両の到着が遅れた。

等々

 

中越地震・中越沖地震

→ 2004年中越地震(最大震度7)、2007年中越沖地震(最大震度6強)と短周期で強い地震が発生した。

→ 六本木ヒルズのエレベータのケーブルが損傷した。(長周期地震動)

等々

 

東日本大震災

→ 津波の高さ

→ 原子力発電所の安全性

→ TV放送で避難をいくら呼び掛けても停電のため被災地には届かなかった。

→ 東京や大阪で高層ビルが大きく揺れた(長周期地震動)。

→ 浦安市や久喜市などで液状化が発生した。

等々

 

熊本地震

→ 震度7の地震が連続して発生した。

→ 新新耐震基準(2000年基準)で耐震等級“2”を取得している2階建木造住宅が倒壊した。

→ 免震装置の想定幅を超えて建物が動いた。

等々

 

北海道胆振東部地震

→ 北海道全域がブラックアウト(停電)した。

→ 大規模な液状化が発生した。

等々

 

大地震が起きる度に『想定外』の大合唱です。

そして、この『想定外』は新たな「想定」「基準」を作ります。

 

 

この記事は、東日本大震災の後に津波避難タワーを作ったものの、その後、その想定を超えるデータが発表されたために、このタワーをどうしよう?という内容です。

 

東日本大震災で一番衝撃的だったのは、同じように「避難施設」に指定された建物に逃げていた人々が、その「避難施設」の高さを大きく超える津波に流される映像でした。

 

いつまで「想定」や「基準」を作っては『想定外』の被害を出すことを繰り返すのでしょうか?

 

そもそも災害における「想定」が必要な場所は“災害弱所”として、人は住まないようにできないのでしょうか?

 

「想定」を利用してゼネコン(やそれに繋がる政治家・役人)が儲けたいだけなのでは、と訝りたくなります。