なのでよく起きるハンドピースの不具合等を
これはメーカーさんのハンドピースの分解、名称図です
ベテランの皆さんはよく知っている事だと思いますが最近コンプレッサーやハンドピースの低価格化で広くエアブラシ塗装が一般化してきました
その分安価な中華ハンドピースなどと触れ合う機会も増えトラブルも多くなってきました
以前はニードル曲げたなどのトラブルが多かったんですけどね
最近多いトラブルとして中華メーカー製に多いのがエアが出ない
これは2番のノズルキャップ(流体ノズル)の穴のつまりなどが挙げられます
パーツに鍍金することにより流体ノズルの穴が小さくなりノズルとの隙間が偏ったり塞がったりして空気が塗料を飛ばすほど出ていない事が多いです
うちもコンプレッサーに付属していたハンドピースはこんな感じでした
精密さを犠牲にしてもいいなら穴を広げることで使用可能になります
現物の穴にギリギリ通過するドリルのワンサイズ大きいドリルで穴を通せば足りることです
次に偏り、これも場合によっては流体ノズルを少し緩めたりするだけでも解決することがあります
この場合水道管等に使用するシールテープ等を巻くなどしてノズルキャップのシールをきちんとしなければいけませんが
そして飛び散り、これはノズルのゴムパッキンが切れていることが多いですね
漏れた塗料が1番ニードルキャップの内側に溜まり吹くのと同時に飛び散ります
その他の原因としてはニードルの締め付けを同梱工具で締め付けることにより破損させてしまうことです
折れなくてもクラックが入ることで塗料が漏れ同じようになります
同梱の工具は「締めつけには使わない」が正解です
指で固めに締め付けるだけでも充分使用できます
真鍮はニッパーで簡単に切れるほど柔らかいので工具で締め付けると簡単に折れます
中華ハンドピースに多いのはやはりズレ
ノズル、ニードル、流体ノズルがほぼ全部ズレています
精度的に安価なハンドピースはやはり精密さに欠けます
ノズルを正面から覗いて見ればわかります流体ノズルの穴、ノズル、ニードルと全部ズレてる場合があります
ニードルのズレは23番スプリングケースの締め付けを変えれば解消することもあります
締め付けすぎるとズレることもあります
安いのでつい手が出てしまいますが国産のお高めのハンドピースをおすすめします
まぁ自分が使っているのもお安い中華ハンドピースなんですけどね
零戦塗る時に0.3でも苦労しました
国産のハンドピースは細密すぎてニードル痛めやすくと問題は多いのですが(笑)
後はゴムパッキン、Oリングを傷つけない適度な締めつけが肝心なのです(すぐOリング切る人)
特に4番のOリングはたいせつにしましょう