バケルくん その2 | 寝る前のキルがルール

寝る前のキルがルール

俺のガン見に誰も気づかない。

バケルくんは『小学四年生』や『コロコロコミック』に連載されていたギャグマンガだが男女の心の機微について描かれたエピソードが多い。




ちょっとした気遣いに感動する男。
「惚れてまうやろ~!」
だがそれは勘違い。



「べつに。」



「すきでもきらいでもなんでもないわ。」

「なんでもない」まさに空気!絶望の瞬間!

これをくらった男性はそう少なくないはずだ。
女性にとってこれは悪気の無い当たり前の事を言っただけなのだがそれがキツい。
この後、悲しみで我を失ったカワルは強硬手段にでる。
そう、コピーロボを使ったユミちゃんコピー作成だ。


外見はスイッチを押した人(ユミ)、中身は人形を持ってた人(カワル)になるという都合のいい設定がこの回では適用される。
中身はカワルなので言う事聞かせ放題だ!エロゲーか!
児童誌なので一線は越えないが作品の後期の方でギリギリまで(ほぼアウト)いく。
このユミちゃんコピー作戦は後期でもう一度あるのだ。

カワルはユミちゃんに片思いしているがゴン太もユメ代(中身カワル)に片思いしている。
カワルはユメ代を通して好きでもない男に言い寄られる女の気持ちを少し理解する。


そして男の熱い思いにグッとくることも。

そしてメス猫と入れ替わった際、「相手が男でも女でもいい」オス猫に結婚を迫られることも


まさかの両刀。斬新。

子供の頃はのび太やカワルのようにここまでモテないとかありえないと思っていた。
しかし今こうやって作品を見直してみるとモテない描写が結構リアルな事に気づく。
…気づくの遅すぎた気も…。