バケルくん その1 | 寝る前のキルがルール

寝る前のキルがルール

俺のガン見に誰も気づかない。



それほどメジャーでは無いがかなり好きな藤子F不二雄作品のひとつ『バケルくん』。
1974年から児童誌を中心に連載がスタートした。
人形のスイッチを押すと押した人間の魂がその人形に入り込んで実体化する。
『パーマン』のコピーロボをより複雑にした仕掛けを中心にしたギャグマンガ。
主人公カワルが宇宙人からその人形セットと住まいとなるプールつき豪邸をもらうところから物語がはじまる。

お化け屋敷と近隣から思われていたその屋敷にはバケ田一家が住んでいる事になっている。
(実際にはカワルが家族全員を一人で入れ替わりながら動かしている)
人形には能力差があり使用する人形特有の力を使うことができる。
UFO人形を使うと空を飛べ、フランケンシュタイン人形は怪力が使えるなど、ほぼなんでもありの力を得る事ができる。
人形のスイッチを押した後、自分の体は小さな人形になる。
たびたびこの自分人形を無くして困ることになる。

メインとなるバケ田ファミリー人形

バケ田バケ左衛門:パパ型人形。主に大人の役。サイフにはほぼ無限に札束が入っている。これは宇宙人がダイヤを宇宙から持ち込んで地球で売ったお金。公共料金等もここから払っている。

バケ田オボロ:ママ型人形。家事全般をこなす役。作中ではあまりメインにならない。

バケ田ユメ代:姉型人形。頭が良いのでブレーンとして活躍する事が多い。ドラえもんでいうところのジャイアンにあたるゴン太に求愛される話が多い。カワルがゴン太の恋心をユメ代人形を使って利用するのがこのマンガのテンプレ

バケ田バケル:弟人形。運動神経バツグンの万能人形。カワルが思いを寄せているユミちゃんはバケルの事が好きというカワルにとっては複雑な人形。



バケ田トロン:犬型人形。使用すると耳や鼻が良くなる、犬だけに。二足歩行しながら喋って他の人間を驚かすのもテンプレ。

人形は指の数だけ同時に動かせる。5本の指で5体のスイッチを押すと5体同時に起動する。


ただし全部同じ動きになる。
中盤以降、訓練で2体バラバラの動きをできるようになるが完璧ではない。

終盤さらに複雑なアイテムが登場し中身もコピーできるようになり『パーマン』のコピーロボそのものも登場しよりアクロバティックな変身が可能になる。

そのナイスな利用方法を思いついた時のカワルの表情がこちら


まさにゲスの極み

藤子F不二雄作品このパターン多いな~