鉄ヲタでもない限り興味はない思いますが、南京と上海間の高速鉄道は主に2つ路線がありました。北京-上海を結ぶ京沪高铁と沪宁城际高铁(上海-南京都市間鉄道)です。北京まで行く京沪高铁も南京を通りますが、全くの別路線です。Trip.comなどでチケットを購入する際に、路線までは意識せずに時刻のみで電車を選択すると思いますが、実は経由地が違う2路線があります。上海と南京の間を通る地域は経済的に発展しており、人口が密集しています。データによると長江デルタ鉄道は3億7000万人以上の乗客を運び、1日平均200万人以上の乗客がいます。 








そこで2023年9月に3つ目の路線として新規開業したのが沪宁沿江高铁(上海-南京長江沿岸高速鉄道)です。地図を見てわかるように、蘇州や無錫中心部は通らずに、北部の長江沿いを通って武进駅(常州市)へ至ります。そこからは長江沿岸の大都市鎮江は通らず、逆に南側を走り南京へ至ります。今までの高速鉄道空白地帯をカバーするということですね。









南京へは京沪高铁、沪宁高铁がメインの路線。別路線ですが、ほぼ寄り添って敷かれています、ら一方で新規開業の沪宁沿江高铁(赤線)は上海を出てからは蘇州や無錫は通らずに北側の長江沿岸、常州(駅は武进)から先は鎮江市の南側を通っています。









日本では話題になりませんが、中国の高速鉄道網は一年もするといくつも新線が開業していて驚きます。私が行った頃はバスや客車で半日掛かった黄山や天台山も、現在は上海から高速鉄道一本で行けるんですよね。 





常州のイベントに向かうにあたり、せっかくなら新線を利用しようと上海から常州までは沪宁沿江高铁を利用しました。あとは武进駅が市街地から離れていないか?新線開業の場合、市街地から駅が遠いのが“あるある”ですからね。地図で調べるとイベント会場の近くまでは、武进駅から常州地下鉄1号線が通っており、最寄駅までは6駅ほど。メインの常州駅とそれほど変わらない利便性です。上海-北京の京沪高铁は常州北駅に着きますが、むしろ常州北駅より中心部に近いです!









高速鉄道の新線に乗るのが好きなので、興味のある方はこちらもご覧ください。














上海から武进を検索。ビジネス席は乗ったことありますが、プレミア席はまだありません。一等とそれほど価格差がないので、一等に毛が生えた程度だと思いますが、試しに乗ってみます。








念の為、時刻表から経由地を確認。張家港や金坛を通るので間違いなく新線です。なんてことを思っていたら、経由地なんて調べなくても、武进で検索して表示された時点でこの電車は新線w








2023年9月に沪宁沿江高铁(上海-南京長江沿岸高速鉄道)開業。常州市に新設された武进駅にて。










新規開業の武进駅










中国に行ったこともないような人が、『中国新幹線オワコン』とかいう動画を上げてますが、これが実態。上海虹橋駅の平日の様子です。










G7140 南京南駅行きで武进(常州市)まで行きます









プレミア席は先頭車両にあり、たった8席でプライベート感があります。座席は1-2の配置です。新幹線と同じで2等が2-3、1等が2-2、ビジネス席が1-2なので、これだけ見たらゆったりですよね。










ただし、このシートピッチ!!実はweiboなどのレビューで事前に知っていましたが、これは笑うしかない。シートピッチだけみたら1等より狭いです。これが価格差がほとんどない理由。













武进駅に到着。開業してまだ一年も経っていないので、とても綺麗でした。













武进駅から常州地下鉄1号線に乗って聚湖路というところまで行きます。常州は2路線だけのシンプルな路線図。















22時近くとはいえガラガラの地下鉄。










明日6日に開業イベントがあるファミリーマート。まさか、常州初出店がローソンの隣とは!攻めてますね!












初出店ファミマの斜向かいにあるホテルに宿泊。イベントも劇場公演時も場所重視でホテルを選びます。








明日はAKB48 TeamSHメンバーの吴安琪(Wu AnQi),沈莹(Shen Ying),施可妍(Shi KeYan)がイベントに参加します。どんな感じか楽しみ。