広東省の144時間トランジットビザ免除について
2.セントレアでのチェックイン
144時間トランジットビザ免除自体を知らないスタッフさんはほとんど見かけなくなりましたが、今回は日本→深圳→(陸路)→香港ということで、チェックインはどうなることやら心配でした。最初に深圳航空(ANAのスタッフさん)のチェックインでは、とても親切に対応していただき感謝です。レアケースらしく、というより初めてのケースらしく時間を掛けさせて申し訳ないです。
まずは、私から日本→深圳→(陸路)→香港でも144時間トランジットビザ免除適用になること、香港西九龍駅がトランジットビザ免除の出国ポイントとして認められてることを説明。いろいろ調べてもらい、その点は比較的早く納得していただきました。
高速鉄道のチケット詳細も必要というので、その場でTrip.comからチケットを取りました。さきほどリンクを貼ったジェトロの記事どおり、香港までの交通機関の予約証明がなくても、香港のホテル予約や、香港から出発するフライトチケットの提示でも144時間以内に香港へ向かうことの証明になります。ただ、流石にそこまで説明して、手を煩わせるのも悪いと思って素直に高速鉄道のチケットを取ってしまいました。高速鉄道の時間や列車番号をお伝えしました。つまり、徒歩での香港入りでも問題なく乗せてもらえるかは未確認。申し訳ありません。親切な方だったので、しっかり説明したら大丈夫だったと思いますが。
20分程度掛かってしまい、今までで最長のチェックイン手続き。やはり、かなり慣れた方以外はお勧めできないと感じました。今回は日本発だから詳しくお伝えできましたが、私も海外でここまで説明する自信はありません。とにかく、トランジットビザ免除で深圳へ行ってきます!
3.深圳空港でトランジットビザ免除入国
深圳空港には24/144時間トランジットビザ免除のエリアがあり、黄色いベストを着た案内スタッフが複数人待機しています。名札を見てみると深圳航空のスタッフが案内をしているようでした。臨時入境カードを記載したら、スタッフに声を掛けて内容を確認してもらいます。深圳までの搭乗券、ホテル予約確認書、香港までの高速鉄道の予約確認書まですべてチェックされました。高速鉄道のチケットはセントレアでのチェックイン時に急遽予約したので、印刷はしてません。スタッフがスマホで画面を撮影してそれを印刷しに行くのを待ったり、余計な時間が掛かりました。やはり、深圳に関しては予約関係は、すべて印刷して持参した方が良さそうです。
ひと通り確認が終わると、パスポートと確認書一式を持ってどこかへ行ってしまいました。10分くらい待ったでしょうか。審査官から手招きされて、臨時入境許可シールを貼ってもらうだけ。なるほど!スタッフがしっかりチェックして、審査官に引き渡し再チェックしているよう。入国審査時には質問もなく、顔認証と指紋認証だけ。審査官の質問に緊張する私としては、なかなか良いシステムだなと思いました。ただ、30分くらい待ったので、時間はかなり掛かりました。当たり前ですが、深圳のスタッフや審査官は広東省の144時間トランジットビザ免除について理解してるので、高速鉄道で香港に向かうことについては全く問題ありませんでした。ともかく、ノービザでの入国成功!
深圳から144時間トランジットビザ免除で入国すると、広東省全域に滞在できる。
空港でのチェックインや、深圳でのスタッフによる書類の確認作業を見た印象ですが、トランジットビザ免除で香港へ抜ける場合、あらかじめ高速鉄道やフェリーなど予約した上で、予約確認書を持参するのがベターだと思います。ルール上は徒歩での香港入りも問題はありませんが、いろいろとややこしそう。香港までの交通機関も予約してる前提で確認されたので。ぜひ、徒歩での香港入りをチャレンジしたい人はやってみてください!ちなみに、19時頃に深圳に到着しましたが、事前情報通りアライバルビザの窓口はすでに閉まっていました。トランジットの場合はノービザで入れるので、わざわざ有料のアライバルビザを取る人はいないでしょうけど、単純往復でアライバルビザを取りたいという需要はあると思うので、窓口の時間には十分ご注意ください。
4.香港西九龍駅で出国
開平南駅から香港西九龍駅まで高速鉄道で向かいます。中国側の出国も香港西九龍駅で行うので、香港西九龍行きの高速鉄道でも、乗り方は変わりません。
香港西九龍駅についたら抵港の表示に従って進むと、中国の出国審査があります。特にトランジットビザ免除についての質問もなく秒で終わりました。
次に香港入国ですが、10月16日からアライバルカードの記入が不要に!ちょっと書くくらい大した手間ではないと思っていましたが、無いなら無いでやはり楽ですね!
香港西九龍駅の様子。
144時間トランジットビザ免除でセントレア→深圳→香港西九龍駅の旅。一番面倒なのはやはりエアラインのチェックイン時。それ以外は非常にスムーズでした。今後も広東省への旅行の際は香港へ抜けるパターンで、トランジットビザ免除を有効活用致します。