中国にノービザで入国できました!わざわざ面倒な観光ビザの申請をしなくても、簡単に入国できるのでその方法をご紹介します。結論から言うと、トランジットビザ免除制度を活用しました。トランジットビザではなく、トランジットビザ免除と言ってノービザで入国できる制度です。ビザ免除された経験は豊富ですが、トランジットビザを取得したことはないので、取得方法などは全く分かりません。取得希望の方はお役に立てませんのでご了承ください。代わりにトランジットビザを免除される神制度をご紹介します!







1. 144時間トランジットビザ免除は、観光やビジネスを前提に制度設計されている。裏技でも何でもない


この記事を読んでいただいてる方は、他のブログや動画なども参考にされてるかと思います。細かな心配をするのは何故なんだろうと考えました。おそらく制度の隙を突いてる意識があるからだと思います。最初のアドバイスとしては『トランジットビザ』と言ってる方の話はあまり信じない方が良いと思います。制度の根本を理解していない方が、細部を理解してるとは思えないからです。ただ、理解してない人でも入国できるくらい簡単だという自信にはなると思います。







『この制度はトランジットでたまたま10数時間の空き時間ができた人に便宜を図るためのものだ。中国に数日遊びに行きたいけど、ビザを取るのが面倒だから裏技的に使おうと思うけど、そんな使い方をして大丈夫だろうか?』多くの人がそう思っているのでは?いいえ、裏技でもなんでもなく、当局が想定してる使い方なんです。そもそもトランジットで144時間も必要ですか?そうではなくて真っ当な使い方だと分かれば不安も消えるのではないでしょうか。裏技と紹介したほうが、再生数とかインプレッションが伸びますからね。私はそんなのに全く興味ないので事実のみを書きます。







この制度はトランジット客に観光やビジネスをしてもらいたいという理由でできました。上海や北京、アモイ、青島、成都などほとんどの都市は24時間→72時間→144時間と制度開始後、どんどん時間が拡大してきました。乗り継ぎが不便になりトランジットで数日待つチケットが増えたからでしょうか?5日〜6日待つチケットは検索で出てきますか?そんなはずはないですよね!!チケットの関係でたまたま中国乗り継ぎになった人だけでなく、積極的に中国に寄り道して観光して欲しい(例えば複数都市検索で、敢えて日にちを空けるなどして)からです。それが分かれば、通しのチケットじゃなくても大丈夫な理由が理解できます。別々に買わないと何日もトランジットで空くわけないので。中国が想定してる真っ当な使い方なんです。どちらかと言うと、制度の隙をつく利用法みたいな感じで紹介してる方が多いので、どんどん場所も時間も拡大してること、それは中国にあえて寄り道するお客さんを増やしたいからだと言うことを書いてみました。制度の成り立ちや変遷を知れば、わざわざ中国に寄って数日間も滞在してくれるのは、制度の隙どころか、ど真ん中の歓迎されてる使い方なんだと理解できます。






雲南省公安庁出入国管理局の朱燕・副局長は、「これまで実施されていた滞在72時間以内の通過ビザ免除政策と比べると、滞在144時間以内の通過ビザ免除政策が適用される外国人は、最長6日間までビザなしで滞在が可能となり、商談・観光・親族友人訪問などにより多くの充実した時間を費やすことができるようになる。また、同政策は、国内の旅行各社が内容の詰まった観光商品を開発する上でも有利に働き、旅行市場が活性化されることで、ホテル業や飲食業などの関連サービス業の発展がけん引される見込みだ」人民網日本語版 

2019年01月02日16:00







遼寧省公安庁党委員副書紀、副省長の潘春吉氏の発言要旨。   通過ビザ免除期間は当初の72時間から144時間に延長され、これにより遼寧省を訪れる外国人はビジネス会議、旅行、家族訪問などの活動に十分な時間を確保できるとともに、国内旅行会社の発展も促進されます。 もともと72時間の通過ビザが免除されていた外国人は、瀋陽または大連の空港経由で入国した後、最初に入国した空港からしか出国できませんでした。現在、瀋陽空港と大連空港での出入国を選択できるようになり、これにより、省の 2 つの主要空港が複合一貫輸送と相互運用を実現できるようになり、乗客の便宜も図られます。今までは瀋陽か大連の行政区域内にのみ滞在でき、両都市は相互に行き来することができませんでした。地理的制限が人、物流、情報の流れの発展に役立たないことは明らかです。外国人観光客のリアルなニーズに応えます。 この144時間の乗り継ぎビザなし政策は省全体を対象としており、乗り継ぎ乗客のニーズを満たすだけでなく、人の流れも促進され、テクノロジー、商業、観光などの産業に多くの乗客をもたらすことは間違いありません。展示会など、全体的な省の経済発展を促進します。






私なんかに説得力はないので、昆明当局者と遼寧省幹部の話を紹介しまた。他地域の公安庁記者会見を確認しましたが、どこの都市の当局者も同じ考えです。うまくフライトを組み合わせて6日間滞在することで観光などにより多くの時間を費やせますね!観光だけでなく商談も想定されていたのは意外!隙間どころか当局者の思惑通り!この制度を利用したこともない方に多いですが、トランジットの趣旨を逸脱してるという意見。利用したこともない人と当局者の話しどちらを信じますか?この制度のトランジットとはA国→中国→B国と移動すること。それ以上でも以下でもありません。トランジットとはそこが主目的地ではない。確かに一般的にはそうですが、制度上そんな解釈や制限はありませんし、審査官も問題にしません。勝手に独自解釈を加えないで下さい。






では、入国が厳しかったという人もいるのは何故でしょう?観光やビジネスが前提の制度なのに、『裏技』『隙をつく』という独自の解釈をして、後ろめたさから回答が曖昧になり怪しまれるからだと思います。制度の趣旨通りの使い方なんですから、素直に回答すれば大丈夫ですよ。








2. 対象都市と滞在可能地域


コロナ禍以前を振り返ってみると、日本人は中国に15日間ノービザで入国できました。思い立ったらすぐに行けるノービザは本当に有り難かったです。トランジットビザ免除制度は当時から知っていましたが、日本で情報があまり無いのは当然で、そもそもビザ免除だから活用する必要性が無かったんですよね。嫌がらせで日本人に対するビザ免除だけが停止中の現在、トランジットビザ免除制度を活用する機会がやってきました!上海、杭州、南京、寧波、南京、北京、天津、石家荘、広州、深圳、成都、西安、青島、厦門、重慶、武漢、西安、瀋陽、大連、鄭州などほとんどの場所は144時間。72時間は桂林、北海港、ハルビン、長沙だけです。それ以外が72時間になってるサイトは情報が古いので信用しないでください。年々、対象都市や時間が拡大していて情報が追いきれてないんだと思います。wikiならまだしもエアラインのサイトでも更新されてないところがあるので注意。現在は対象都市なら前述の4か所以外は全て144時間なので分かりやすいですね。 144時間の意味ですが、入国後に最初に来る0時からカウントします。例えば5月1日の15時に入国したとします。5月2日0時からスタートするので5月8日0時になる前までに出国すれば良いです。






北京/天津/河北省、上海/江蘇省/浙江省、広東省、遼寧省、雲南省はそれぞれ一体運用していて、同じ地域内の対象空港(港、陸路)ならばどこから出入国してもOKです。例えば、瀋陽から入国して大連出国、上海入国の南京出国などが可能。瀋陽入国の大連出国(もちろん逆も可)そんなチケット存在するの?もちろん、普通に検索してもそんなチケット出てきません。当局者も当然分かっています。では、なぜそんな制度なんでしょうか。遼寧省に滞在して周遊して欲しいからです。先ほど紹介した遼寧省幹部の公式発言からもわかりますよね。それが理解できると別々にチケットを取って問題ないこと、144時間フルに遼寧省を観光することは当局者の思惑通りで、決して制度の隙をつくことではないと理解できます。この地域はソウル線が非常に豊富でしかも格安なので、ソウルを絡めたら効率的にトランジットビザ免除制度を使えると思います。入国と出国で別な空港を利用して許可地域を周遊するのは、制度の隙間どころか想定されている真っ当な利用法です。トランジットの趣旨から離れるから避けた方が無難みたいな独自解釈は不要。






2018年河北省旅行発表イベントがこのほど、同省石家荘市で行われた。イベント会場では、河北省が、北京・天津・河北エリア144時間ビザ免除の通関政策の実施に合わせて、5つのルートの「144時間北京・天津・河北エリア観光テーマ路線」を提案した。


人民網日本語版    201821






72時間から144時間に延長、さらに北京/天津/河北省の一体運用が始まった時の記事です。5つのモデルルートを提案したとあります。河北省担当者は『裏技』や『悪用』方法を紹介したのでしょうか?もうお分かりですね!なるほど、滞在期限の延長と、一体運用による滞在許可地域の拡大で周遊して欲しいんだなと。こういった記事を調べることで、トランジットビザ免除制度の本当の趣旨がご理解いただけると思います。入国都市と出国都市を分けて周遊すること、別々のチケットを上手く組み合わせて、長く滞在することこそが制度の本来の趣旨で、裏技でも制度の隙間を突くこつとでもましてや悪用では決してありません。






(追記)


北京/天津/河北省の一体運用を存分に活用してきました。1229日に天津空港から入国、30日は北京郊外の慕田峪長城、31日は北京でAKB48 TeamSHのイベント参加、11日〜2日は河北省張家口市で観光、北京首都空港から出国。そういった活用を期待してトランジットビザ免除制度を設計した当局者や、観光周遊ルートを提案した河北省の担当者もきっと喜んでるでしょう。ブログを是非ご覧ください。


https://ameblo.jp/akb48teamsh/entry-12834247348.html








滞在可能地域は注意してください。例えば青島入国の場合、山東省全域に滞在できるので、泰山や曲阜にも行けちゃいます。鄭州は河南省全域なので、洛陽や開封にも行けます!長沙入国ならば湖南省全域に滞在可能なので張家界に行けます。72時間なので時間的に厳しいですけどね。ここまで書けば、皆さんお気づきですよね。当局としてはどんどん観光して欲しいんだなと。飛行機も鉄道も、ホテルもパスポートが必要で当局に登録されます。間違っても滞在可能地域外に出ないようにしましょう。



こちらが最新。アモイ、西安、青島も含めほとんどが144時間。※成都は双流空港から天府空港への国際線移管に伴い、適用空港も天府空港に変わりました。利用の方はご安心ください!














なお、24時間トランジットビザ免除は、観光やビジネス目的の144時間トランジットビザ免除とは似て非なるものです。ごっちゃになってしまいがちなので、こちらをご覧ください。









3. ビザ免除の条件


では、トランジットビザ免除制度の条件を説明します。A国(地域)→中国→B国(地域)と移動すること。大事な部分です。移動すること。以上!!!B国で入国しないとダメかな?とか、B国からA国にすぐ戻るけど大丈夫かな?とか独自の拡大解釈は不要です。A国(地域)→中国→B国(地域)と移動すれば良いのです。地域には香港・マカオ・台湾が含まれます。単純往復でなければ良いということです。例えば、日本→中国→香港、ソウル→中国→日本、台湾→中国→香港などはOK。大阪→中国→東京は都市は違っても、同じ国なのでNG。単純往復と違い、費用や時間が増えるので週末弾丸遠征には厳しいですが、有給を一日追加すればヲタ活を十分に楽しめると思います。また、同じ予約番号ではなくても第三国に行くチケット(搭乗券ではなくEチケットでも可能)を持っていれば良いです。全く別の航空会社や違うアライアンス同士間、LCCなどの乗り継ぎでも大丈夫ですね。



私の場合、4月に春秋航空で関空→上海、エバー航空で上海→台北→関空を取りました。6月には春秋航空でセントレア→上海、アシアナで上海→ソウル→セントレアのチケットを取りました。9月にはジェットスターでセントレア→マニラ、中国東方航空でマニラ→上海、吉祥航空で上海→セントレアです。別々に取って全く問題ありません。中国側で確認するのはどこからのフライトで中国へ来て、次のフライトでどこへ行くかです。細かな心配をされてる方が多いですが、実は非常にシンプル。上記の例の場合、トランジットではなく上海が目的地では?と思うかもしれませんが、チケットの取り方は関係なく、中国から見たら日本から中国に来て台北(6月は韓国)へ行くトランジット客となります。9月の場合はマニラ→上海→日本のトランジット客です。A国→中国→B国の条件にすべて合致します。B国からどこに行くかや、B国に入国するか否か、B国での滞在時間は中国にとってはどうでも良いことなんです。




東京→上海→ソウル(乗り継ぎのみ)→東京はどうでしょうか?くどいですが、B国に入国するか否か、滞在時間は聞かれもしません。中国にとって日本→中国→韓国のトランジット客なのでトランジットビザ免除が適用されます。A国(地域)→中国→B国(地域)と移動すれば良いのです。









とはいえ、入国に時間が掛かったとか、チェックイン時に揉めたとか、逆に簡単だったとかいろんな体験談があって不安でした。どう時間が掛かったのか?どう揉めたのか?どれくらい簡単だったのか?あまり詳しく書いてる方がいないので、私の実体験を詳細に述べたいと思います。あくまで一例として参考にしていただき、他の例も調べながらご自身で最終判断していただければ幸いです。







4. チェックイン時


4月29日

関西国際空港。春秋航空の上海便。入国できるか否かよりも懸念していたのが、グランドスタッフにトランジットビザ免除制度の知識があるのかという点でした。緊張のチェックイン。親切な日本人スタッフさんにトランジットビザ免除で行きたいと伝える。予約番号の違う53日の上海台北行きのEチケットを見せる。上海の空港に確認を取りたいと5分少々。確認が取れたと搭乗券をもらう。第一関門突破!!




6月2日

まずはセントレアから春秋航空で上海へ。春秋のスタッフさん、マニュアルを見ながら確認して5分ほどで搭乗券をいただきました。『144時間トランジットビザ免除で入国予定です。上海からソウルへのEチケットはこれです。確認お願いします。』ちゃんと言えばスムーズでOK







9月9日









マニラ空港の中国東方航空チェックインカウンター。フィリピン人スタッフでした。当然のようにビザはあるか聞かれます。『トランジットビザフリー』を利用すると伝えて、上海名古屋の吉祥航空のEチケットを提示。え、吉祥航空?みたいな明らかに怪訝な様子。おそらくエアラインが違っても適用されるか分かっていない感じでした。過去2回の経験から問題ないことは知っていますが、スタッフからなんて言われるかちょっと不安になりました。上司に確認を取ったり、マニュアルで調べたりで15分ほど掛かりました。正直、初めて利用する方は日本中国第三国の方が何かと安心かもしれません。時間は掛かりましたが、搭乗券を発券してもらい一安心。これもコツはこちらからしっかり説明すること。揉めてる方は『到着してからビザを取る』(VIPや親戚が危篤などレアケースしか無理)、『トランジットビザを取る』(中国にトランジット入国でビザ免除される制度はあっても、トランジットビザは無い)など誤った説明をしているのでは?しっかり間違いなく説明しても分かってくれなかったのならすみません。









5. 入国審査




4月29日


ここでちょっと誤算が。トランジットビザ免除専用のカウンターには審査官がおらず、普通に外国人の入国審査へ案内されました。外国人は極端に少なく10名もいない感じだったので、専用カウンターを開くまでも無い感じ。通常の入国カードと臨時入国カードの両方を提出したら、入国カードは不要とのこと。5月3日に出国するEチケットと、滞在期間全てのホテル予約確認書を提出。これは必須なので必ず印刷して持参してください。予約番号が同じ、いわゆる通しのチケットである必要は無いです。ちょっと待っててと言い残して、パスポートと臨時入国カードを持ってどこかに行ってしまいました。目で追ってるとトランジットビザ免除申請カウンター。たまたま人がいなかっただけで、臨時入国許可シールはやはりそのカウンターじゃないと発行機が無いみたい。許可シールをもらえるまで20分くらいかかりましたが、審査官はとても親身になってくれて不安は全くありませんでした。無事に入国完了!!明日からはヲタ活。






6月2日


上海到着。前回は夜のため閉まっていた144時間トランジットビザ免除窓口が開いてました。どうやら欧州からの到着便が重なったようで、外国人一般窓口は長蛇の列。そんななかビザ免除窓口は1人だけ!スムーズに臨時入国カードと上海から第三国へいくEチケット(アシアナ航空のソウル行き)、滞在中のホテル予約確認書、そして乗ってきた飛行機の搭乗券を見せます。確認してるのはどこから来て、どこへ行くのか?あとは滞在時間。私の場合、日本から来たことを搭乗券で確認し、Eチケットを見て韓国へ向かうのを確認されました。逆に言うとそれだけ。ソウルの滞在時間が短いから何か言われるのでは?とか、フライト番号違う(通しのチケットじゃない)けど大丈夫?とか、座席指定は必須?とかいろいろ心配の声を見かけますが、チェックしてるのは、A国(地域)中国→ B国(地域)と移動するかだけです。もちろん、144時間以内は必須ですが。ほかの細かいことは心配しなくて大丈夫。






やっぱり臨時入国許可を貰うのに5分くらい掛かりましたが、それでも普通に並ぶより圧倒的に早かったです。2日間まるまる無駄にしてビザを取りに行き、入国審査は長蛇の列。こちとらビザ免除で優先レーンのごときスムーズな入国。こんなお得なこともあるんですね今回がレアケースかもしれませんが。





9月9日


そういえば、過去2回とも第2ターミナルだったので、第1ターミナルは初めて。どちらも端っこの方にトランジットビザ免除窓口があります。だいたい10組ほどが列を作っていました。今までは12組しかいなかったので、今回は人数多め。せっかく並んでいたのに通常の入国カードを提出して、突き返されてる人が多かったのでご注意ください。トランジットビザ免除は臨時入境カードを提出します。入国カードは不用。写真のようにたくさん置いてあり、第1ターミナルはご丁寧に椅子とテーブルも用意していますから、落ち着いて漏れの無いように記入しましょう。









スムーズに進むコツは、審査官が知りたいことを理解しておくことかもしれません。どこからのフライトで中国に来て、どこへ行くか?144時間を超えないか。大事なのはこれだけです。パスポートと記入した臨時入境カード、上海への搭乗券、上海から乗るフライトのEチケット、ホテル予約確認書を出すようにします。提出したとしても必ず口頭でも確認されます(3回とも)。今回の例ではマニラからのフライトで来たこと、上海からは名古屋へ行くことを説明。あとは臨時入境許可(くどいですが、ビザ免除制度なのでビザではありません)のシールを貼ってもらえば終了。3回目で私自身が慣れてきたので、審査官が知りたいことをこちらから先に提供することで、余計な質問を減らして5分も掛かりませんでした。








臨時入国カード









こちらが臨時入国許可シールです。ビザ免除制度なので、ビザではありません。細かいことで申し訳ないですが、『トランジットビザを貰えた』と勘違いされている方が非常に多いので。トランジットビザ免除でビザを貰うって言葉としておかしいのですが、勘違いはどこからくるのでしょうか?ノービザでの臨時入国許可。「免签」とはビザ免除という意味です。中国語が分からなくても英語は大丈夫ですよね!144-hour Visa-free Transitと書いてます!Visa-freeとはビザ免除のことです。なぜ旅行系YouTuber含めみんなビザだと言い張るのか不思議。上海から入国すると上海市、江蘇省、浙江省に滞在可能。日本人がよく行く杭州、蘇州、南京、紹興、寧波あたりは観光可能です。











6. チケットの取り方


例えば土日に有給を1日プラスして上海に行きたいとします。複数都市検索が便利です。大阪を例にしますが、こんな感じで入力。ソウルを絡めてみましたが、台北や香港あたりでも良いかもしれません。






エアラインが違っていても全く問題ありません。重要なのはA国→中国→B国と移動するトランジットであること。日本→中国→韓国で合致しています。意外と多いのが、A国は自国じゃないとだめなのか?という悩みを見ます。自国という意味は全くないので、韓国→中国→日本でも、タイ→中国→フィリピンでも何でも大丈夫です。滞在が144時間を超えないこと。数えるまでもなく大丈夫ですね。ソウルで滞在時間短いけど何か言われないかな?いいえ、B国で入国するか否か、滞在時間は中国にとってどうでもいいことです。座席は指定しておかないとダメ?いいえ、座席が確定しているとは、座席指定済という意味ではなく、運賃を支払済みで座席が間違い無く確保されているという意味です。予約だけではダメということですね。






ほとんどの方はソウル、香港、台北あたりを絡めると思いますが、面白い経由地を探すのも楽しい時間です。例えば、マカオで一泊なんかも良いですね。しかも虹橋空港だから中心部から近くて楽です。