ブルゾン直虎 第17回「消された種子島」感想 | 歴史と言語学がライフワークの あかつきが語るブログ

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PC持ちではないので、スマホから更新しています。
基本何度も書き直しするので、見ていただく度に修正・追記されている可能性が高いと思います。
(今後そういったことはないようにアップする前からよく確認していきたいですが…)

ども!恋も仕事もエンジョイどころかなしのつぶて…
ダメウーマンです!!

恋に関しては(?)フィギュアスケートシーズン終了した日に昌磨の夢を見てしまうとか、
仕事に関してはブラックすぎて退職願を出しても受理されてないとか、
そういう状況なんで、もう、ね。
まぁ、そんなことはいいとして。

いえね、髪型の話なんですけど。
先日わたくし、髪を「ブルゾンちえみヘアにしてください!」と言ってバッサリ切ってきたんですけど…
鏡で出来上がりを見て、これはブルゾンちえみっていうかむしろ直虎の禿(かむろ)頭じゃね?って気付いて
しまったぁああああ…!と思ったんですけど、
ヘアバンドしたらコナンの園子みたいにも見える(あくまで髪型です、念のため。)からまぁいいかな、と落ち着いた次第。

だけど兄からは
「田嶋陽子にでもなるつもりか?
あ、もう少し短くしたらメレブになれるぞ」
とか言われたんで、

そっかー、メレブさんみたいな呪文が使えるようになったら楽しそうだなー役には立たないけど。
とか、方久さんの別世界の人の名が出てきたところで今回の大河ドラマ感想いってみよー。

前回、マサルさんパロでブログタイトルを「大河ドラマ外伝」としましたけど、
ほんと歴史の本流というより外伝的な感じだということで言い得て妙かなと思ってたら
火縄銃が出てきて、やっとちょっとだけ本流に乗れたのか?と思いきや、
今回のメインテーマは虎松の教育論でしたね。
今までまともな台詞はなかったので、今回がやっと虎松主役話だったということで
うちの兄なんかは「今日が直政物語の第1話ってことでいいよ」とか言ってましたけど。

直虎は教育もダメダメでした。

リトルベン 虎松
「ひどいトイレ 当主だ…。」

あのね、何事も教えるのには段階ってものがあるでしょ。
特に将棋とか囲碁とかの盤ゲームはさ、ルールを覚えて勝ち方が分かるようになるまで、わざと勝ち筋を教えてあげながらやるのって極めて正しいやり方だと思うの。
それをたまたま目にした様子から判断して手加減するなとか今後のやり方を指示するのって、本当に駄目上司そのもの…。
だからユキちゃんの弟(初登場で中野家の人間だとすぐ分かるような容貌なのは素晴らしい)のやり方は間違ってない!
レヴェルに合わせた教授法を考えなくて済むなら日本語教師だって苦労せんわ。(すみません、私事で)

虎松に一度勝たせることでやる気にさせたら、なんて柳楽くんにまたアドヴァイスされてグッドアイディア!とか、言われなきゃ分かんないかな〜という突っ込みはもうおいといて、夜中に他所様宅へ不法浸入する主人公。
なんでわざわざ夜に行動するのかなこの人は。
いや私も人のこと言えないけど、少なくとも公務は夜からやるもんじゃないと思うんですが…。
いくら虎松のメンヘラ実母に「人の子のこと悪く言うとか厚かましい」なんて言われたからといって(しのさんも当主に対して厚かましいとか現在のモンペちゃうで)。

サイコパスだった父親の亀の話を聞かせてくる元・父親の許嫁の言葉に何故か感銘を受け涙ながらに言う素直すぎる虎松
安西先生…バスケがしたいです
勝ちたいです!」

五目並べに?

そんで「亥之助を返り討ちにしてやろうぞ」
って、目的は政次の甥っ子を負かせることなわけ?
伯父上に可愛がられてとっても素直に育ってる良い子じゃん亥之助。

先手必勝という基本セオリーに負けたけど「もう一度!」と挑む不屈の精神に目覚めてくれた虎松君の姿で
勝てなければ後見人から引くことを約束してた しのさんに「勝負はつかぬということで、何とかこれで勝ったことに…」
って、相変わらずというか益々、勝負判定に関してセコい主人公。

ただ、今回、今までのテーマを回収してくれる台詞がありました。
直親の子である虎松を取られる気がすると言う しのさんに対しての
光浦あやめ
「直虎さまは、母上にはなられませぬよ。
なられるとすれば、父上でしょう。
何だか、父親のようではございませぬか。」
と言うのは良かった。
直虎は、直親と夫婦ではなく同一の立場になったのだということを、直親の妻として劣等感を抱いてきた家族に素直に分からせるというシーンですね。
その事実をどう受け止めて自分の中で消化また昇華していくかが今後のしのさんの見せ処かなと思います。

さて、火縄銃に話を戻して。
入手したばかりっぽいのに、なんですぐ的に命中させられるの、ユキちゃん。スゲーや。
直虎の「妖術か?!」ってのはそのユキちゃんの腕のこと言ったんですよね?ね??
なんでそんなオーパーツ目にしたみたいな反応なんだ主人公…。どんだけ未開の地やねん井伊谷。

余談ですけど、私の高校の時の日本史の教師に
授業のたびに、長篠の古戦場跡での火縄銃の実演を見たときの感想を話す先生が居ましてね…。
毎回毎回、「これは初めて話すけど」とか言って「火蓋を切る」の語源を火縄銃の絵を黒板に書いて説明するんですよ。
その度に「またか…よっぽど話したいのね、ハイハイ」ってうちら生徒は聞いてたわけですけど。

かくいう私は、あるとき名古屋城での火縄銃の実演を見に行ってそこの武将役のおじさまと握手したところをたまたまテレビカメラに抜かれてたことに気付いてなくて、その日の夕方のニュースで見た友人たちから「今、名城公園に居る?」とか連絡が入ってびっくりした思い出があります。
だから何だ、って話ですけど、
長篠の古戦場跡なら私もとうの昔に家族旅行で訪れてたから、まぁそこで当時の本番さながらに三段撃ちの実演を見られたなら先生にとってよほどの思い出だったのだろうなと、ちょっと羨ましいとは思ったりするけど、
信長が長篠合戦で実戦に使うまで全く使われてなくて見たこともないとかいうような描写はちょっと違うような。
因みに昔『おんな風林火山』での長篠の鉄砲隊が
何故か二段撃ちで
弾込め方法もまるでライフル銃だったから
それ二段である必要性さえないよね
ってかそれ火縄銃??
そちらの信長さんスゲーや!!

っていう衝撃的なシーンがあったんですけどね。
ネタ多すぎ、火縄銃。
ところで信長さんの出番はまだかな。

あとさ、いくら但馬守に前回「物見遊山」なんてバレバレな言い草で粗が出て口を滑らせた六左衛門が信用ならないからって、銃がなくなった報告を受けて驚いて聞き返してるだけなのに
いちいち「その者のことは気にするな続けよ!」ってウザいんですけど主人公。

あ、あと遠江でも製鉄技術が定着してたとは。
(※禰宜さまのダンカンさんと刀鍛冶のおかやまはじめさんを見間違えました、すみません。)
そういう下調べはきちんとしてるっぽいのになぁ…。
勉強になりますね、本編後の紀行が。

そして次回
『あるいは裏切りという名の鶴』
…今までで一番ネタが分かりやすいサブタイだな。
(因みに前回の元ネタが『赤毛のアン』だってこと、気付いてませんでした。だって内容全然関係ないし…!!…サーセン。)
まぁ、ようやく政次と話し合いしようということになるみたいだけど、
政次が死ぬまで確執が描かれるんだと思ってたのに一話分で解決しちゃうのかな?それはそれでシエの『サルとの唐突な和解(?)』(意訳)の回を彷彿とさせられて不安で仕方ないんですが…。

まぁ、どちらにせよ次回も見るしかないですね。