こんにちは。
本日は、いつ頃のものか気になっている
日本陸軍飛行帽をご紹介いたします。
気になっているのは、こちらの飛行帽です。
星章は無く、耳蓋が海軍前期型の耳蓋に似ています。
再現
この画像でいう③の飛行帽について推測したいと思います。
いくつかの資料の中で、練習生はこの飛行帽に鷲の目眼鏡開発前の航空眼鏡を装着されています。
それを踏まえて考えますと、飛行帽は昭和12年頃には存在していたもので、レシーバーではなく最初は伝声管対応としての飛行帽だったのではと思います。そして主に練習生が使用されていたのではないか?とも思いました。
航空レシーバーが開発された後は、この③の飛行帽にもレシーバーを装着して使用したのではないかと思います。
こちらも似た感じの飛行帽で、
こめかみの所にステッチ入りのタックが入っています。
片耳レシーバーを装着。
実物
"朝日航空被服製作所”のタグです。
これは①の外ポケットタイプの飛行帽ですが、こちらも同じ朝日航空被服製作所のタグになっています。
~大戦末期頃の搭乗員~
③の飛行帽にレシーバーをつけている搭乗員たち。
みなさま、いかがでしょうか。