【新作】日本陸軍飛行帽(ポケットタイプ2種類) | 軍装 製作 赤とんぼのブログ  インスタグラムはこちらです→ ki9.k5y

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日本軍の歴史に興味があり、その歴史を残していく方々の中のひとりになりたいという思いで製作に励んでおります。日々研究し、オーダー製作、修復もしております。ヤフオクに出品中の商品はこちらhttp://sellinglist.auctions.yahoo.co.jp/user/ryotacrash?

こんにちは。

本日は航空レシーバーが飛行帽に内蔵された頃の飛行帽を

ご紹介いたします。

 

従来の官給品飛行帽の伝声管用の耳穴を

レシーバー用にくり抜いて装着している物もありましたが、あえてレシーバーが収納できるようにポケットタイプの飛行帽も

開発されました。

 

このタイプは2種類あり、

①内ポケット

②外ポケットです。

 

 

 

 

①内ポケットタイプ

 

 

②外ポケットタイプ

 

 

 

今回は①内ポケットの仕組みをご紹介したいと思います。

ちなみに真ん中は実物の飛行帽です。

 

 

 

それではレシーバーを装着したいと思います。

 

 

内ポケットに開きが見えます。

レシーバーを入れるのは襟足からです。


 

バックスキン(革の裏側)と裏地との間にポケットがあります。

そこにレシーバーを嵌めこみます。

 

こんな感じでレシーバーが収まります。

 

 

 

 

襟足部分からのレシーバー挿入口。

 

 

 

昭和19年(1944年)8月20日鞍山飛行場で訓示を受ける飛行第70戦隊第1中隊のパイロットたちで、後ろ向きは中隊長の坂戸篤行大尉。

 

ほとんどが内ポケットタイプのレシーバー飛行帽を被っておられますが、外ポケットタイプの飛行帽も見えます。

 

 

 

酸素マスクを装着されている、耳のレシーバー部分の膨らみが

感じられます。

 

 

第19振部隊隊員、向島幸一軍曹。昭和20年(1945年)5月4日、知覧より沖縄水域への特攻攻撃に出撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さま、いかがでしょうか。