こんにちは。
本日は日本海軍前期型飛行帽の流れを
私なりにまとめてみました。
海軍の前期型飛行帽は大正時代から原形のようなものがありまして、昭和10年頃から使用されたものが大戦末期頃まで製造されていました。
初期の頃は鼻口当て(マスク)が付いており、飛行帽の左右に装着のためのホックが付いていました。(冬用は縦並びに2個づつ、
夏用は横並びに2個ずつ)
零式艦上戦闘機が開発された頃には、鼻口当てマスクも必要無くなり、取り外した状態で使用されていました。
初期前期型飛行帽冬用はホックが2個縦並びに付いています。
このように飛行帽の側面に鼻口当てマスクを収納していました。
九六式艦上戦闘機が右側に見えています。
一般的な前期型飛行帽
前期型飛行帽も当初の鼻口当てマスクが無くなり、ホックも
無くなり、このような前期型に落ち着きました。
初期にみられる顎バンドの顎部分にあたる所にも兎毛がついていましたが、それもなくなり簡素化されています。
このように庇にホックが見えている物も有ります。
(製作工程としては後付けなのでとても取り付けやすいです。)
前期型は頭部の6枚の貼り合わせが特徴です。
ステッチが無いタイプと有るタイプがあります。
ステッチが無いタイプ
ステッチが有るタイプ
末期頃の前期型飛行帽冬用です。
最後に、前期型冬用飛行帽を被っている当時の搭乗員たちです。
皆さま、いかがでしょうか。