こんにちは。
本日は真珠湾攻撃での九七式艦上攻撃機と九九式艦上爆撃機の搭乗員が主に被っていた飛行帽をご紹介いたします。(ある資料にはレシーバー収容を重視した電信・偵察員と記載されている。)
この飛行帽は単座機用の搭乗員も被っています。
この頃の日本海軍は
前期型飛行帽と共に昭和15年5月制定の飛行帽の2タイプがありました。
位が高いお方などはこの昭和15年5月制定の毛付き飛行帽(冬用)も被っておられました。
(例えば、教官など、有名人では飯田房太大尉、進藤三郎大尉、淵田美津雄大佐など)
鷲の目眼鏡(甲)を装着
(写真左)昭和15年5月制定冬用飛行帽
(写真左)昭和15年5月制定冬用飛行帽
ここからは 昭和15年5月制定飛行帽(夏用)をご紹介いたします。
冬用と夏用
冬用と夏用では、裏の耳周り部分が異なっています。
表は同じ作りになっています。
耳蓋を開けたところ
夏用の耳周り部分は2枚の革(表と裏)を張り合わせて耳穴を開けています。
裏生地は綿とビロード布があります。
実物 夏用
永田商店製のラベルが付いている綿製の裏地
高島屋製のラベル ビロード布(焦げ茶)の裏地
皆さまいかがでしょうか。