こんにちは。
本日は、埼玉県Ｔ.Ｍ様より日本陸軍の98戦隊搭乗員の飛行帽を
オーダーいただきましたので、ご紹介いたします。
～陸軍雷撃隊を実現するために、海軍と陸軍が協議した内容～
陸軍の四個飛行戦隊を、第一航空艦隊の761海軍航空隊に編入して、雷撃と洋上航法のノウハウを伝授。訓練に使用する機材（九六陸攻）と訓練用魚雷は海軍負担など。
98戦隊搭乗員
海軍指揮下で雷撃訓練をされた搭乗員達です。
飛行帽は海軍の飛行帽を被っておられます。
（１２年試作飛行帽と後期型夏用飛行帽）
海軍昭和12年試作飛行帽
鹿屋航空基地史料館にて展示の
「98戦隊の飛行帽」
海軍後期型夏用飛行帽
98戦隊の本多伍長の着用写真です。
今回はこの飛行帽の製作依頼がありました。
海軍後期型夏用飛行帽です。
庇を落とすとＡの赤ラインが特徴的です。
実物
このタイプは河合製作所製の後期型夏用飛行帽になります。
特徴はこの庇下部のＶラインです。
庇を前に倒すと額に庇下部の部分があたり、ギュッと密着度が増し、跳ね上げやすくなります。
庇を上げたところ
鷲の目型航空眼鏡のラインともばっちり嵌ります。
また、庇をこのように鷲の目眼鏡に覆い被せることも出来ます。
鷲の目眼鏡がより固定されます。
鷲の目眼鏡を下ろすだけで、スムーズに隙間なく密着させることも出来ます。
皆さま、いかがでしょうか。