ハセガワ 「M41ウォーカーブルドッグ」のキャタピラの謎? | 「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

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ハセガワの「M41ウォーカーブルドッグ」のキャタピラがヘンだという、

キャタピラの何がヘンかというと、

 

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このハセガワのM41ウォーカーブルドッグのキャタピラはゴムではなく、ポリキャタが正当のはず、しかし、キットの箱にはゴムキャタピラのものが入っているという、

 

制作記事は、 ハセガワ M41ウォーカーブルドッグ

箱絵違いは、 ハセガワ M41 フラックワゴンの箱絵

いや、そんなはずはない、ちゃんと当時の広告にもキャタピラは特殊材料のものを使っていると書いてある、もちろん、説明図もポリキャタピラになっている、

 

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              (昭和39年3月5日 日本模型新聞 ㈱ジートッププラス監修済)

 

いや、それでもゴムキャタピラが入っているキットを何個か確認しているという、

まあ、キャタピラが欠品のものを別のゴムキャタピラで間に合わせているのだろう、と思っていたが、最近のヤフオクで出品されているものを見たら箱に入っているのはたしかにゴムキャタピラであった、

 

                   (ヤフオク出品画像より)

 

う~ん、ゴムキャタピラのようである、

これが事実だとすると、

なぜポリキャタピラではなく、ゴムキャタピラが入っているものがあるのか、

 

また僕の妄想?で書いてみると、

実は、ハセガワ M41ウォーカーブルドッグ の記事でも書いているように、ポリキャタピラではその輪っかのサイズが小さくて張り具合がキツイ、無理に架けようとするとシャフトが曲がったりする、

だから、僕はギアボックスの取り付けのビス穴を広げて調整できるようにした、

ゴムキャタピラだったら伸びるのでその必要はない、

 

ひょっとしたら、クレームなどがあったのかも、ポリキャタピラが架けられないと、

それで急遽、ポリキャタではなくゴムキャタピラを入れて発売したのかもしれない。

 

○ 謎が解決、

 

コレクターの方から教えていただいた、

 

 

左が初版、 右が2版以降のもの、

左の初版のものがポリキャタピラ、    右のものがゴムキャタピラ、

ギアボックスも違っていて、右の2版以降のものがしっかりしたギアボックスになっているとのこと、ただ、2版の組み立て説明図でもポリキャタピラの説明になっているとのこと、

 

また僕の妄想となるが、初版ではうまく走らなかったために、2版以降はギアボックスをもっとしっかりしたものにして、ゴムキャタピラにしたのではないかと。

 

なお、リモコン版もポリキャタピラになっているとのことである。

 

そして、「フラックワゴン」はリモコン、シングル、両方ともポリキャタピラになっている。

 

 

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          (昭和39年5月15日 日本模型新聞 ㈱ジートッププレス監修済み)