飛行船日立キドカラー号 | 「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

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昭和のプラモデルが好きなタダのジジイです、上から目線で書いてます、日本初のプラモデルメーカー、㈱日本プラスチックなど、真実のプラモデルの歴史を書いてます。

          「バンダイ 飛行船日立キドカラー号」
 
 
部屋の天井高く?吊り下げている飛行船の「日立キドカラー号」、
数年前にも紹介していたが、僕のお気に入りの電動玩具の一つである、
 
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最近はあまり見かけなくなった飛行船、昔はよく飛んでいた、その広告の威力は絶大だった、
飛行船を見つけると地上から空を見上げてそのあとを追いかけ回したものだった、
しかし、今のような広告媒体の進化によりその威力は薄れてしまった、
もう飛行船の役割は終わったのかもしれない、
 
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昭和40年代、その飛行船を代表するものの一つが「日立キドカラー号」ではなかっただろうか、
 
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カラーテレビが出はなの頃、日立はキドカラーと称して飛行船を飛ばして大々的に宣伝した、
しかし、そのキドカラー号もその翌年の昭和44年に徳島で係留している時に強風にあおられ
損壊して再び大空に舞い上がることはなかったという、
 
 
飛行船の歴史に関してはこの「飛行船時代」という書籍が参考になる、
 
 
もちろん、「日立キドカラー号」のことも載っている、
 
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おそらく、これは日立と提携してバンダイが発売?もしくは販促品とした電動玩具だろう、
 
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単2電池2本を収納、プロペラが回り、操縦室を点滅させながら綱渡りをし、Uターンを自動で
行う、
 
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オリジナルはこれは輪ゴムを使用していた、当然のことながら、劣化してボロボロになっていた
ので交換している、が、これがそう簡単に交換が出来ない、

 

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全て分解しなければならない、操縦室を外し、シールを剥がし、
 
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このプーリーを外し、
 
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そして、ビス止めしている胴体を分解して輪ゴムを交換しなければならない、
 
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とにかく、構造が複雑、いろんなギア等が噛み合っており画像で説明するのは困難、
 
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あとこの部分を外す際に、この爪を起こしたり折り畳んだりするので爪がいつ折れてしまうか
ハラハラドキドキしてしまう、
とりあえずは、日立キドカラー号の綱渡りをどうぞ。
 
 
実は、水平飛行だけでなく、上下にも飛行できる、
 
次の写真は千葉支部からの提供の画像、
 
 
飛行船が飛んでいると、皆空を見上げるので宣伝効果は抜群だろう?
 
次は、昭和4年に飛行船ツエペリン号が来日した際、東京から霞ヶ浦まで飛行の時に野田からも見えるということで大騒ぎとなり、皆が屋根の上に登って見物した時の様子の写真、
飛行船が写ってないので実際は見えなかったのかもしれない。