数年前に紹介していた緑商会のSFシリーズ「プラネット」陸空海万能艇をあらためて記事をまとめてみた、特に空中を飛び回る姿が気に入った、
(昭和42年6月26日 日本模型新聞 ㈱ジートッププレス監修済み)
「プラネット」の発売は昭和42年6月、同じプロペラ物で「マーキュリー」も発売されている、
早速箱を開けてみると、ん、ん、ん、何かヘン、何がヘンかというと、
全部の部品は一つのビニール袋にまとめて入っているのに、風防ガラス一つだけが袋の
中ではなく裸のままポツリと箱の中に入っている、
しかし、ビニール袋の中をよ~く見ると、ちゃんと風防ガラスが入っている、
では、この別に入っている風防ガラスは何、いや実はこの風防ガラスがこのプラネットの
風防ガラスなのである、当時の古いプラモにはよくあった出来事である、
まあ当時のオバチャンたちが手作業でやってたものだから、ビニール袋に入れる時、間違
えて他のプラモの風防ガラスを入れてしまって電気コテでビニール袋を閉じてしまったの
だろう、その後、入れ間違いに気付きまた入れ直すのも面倒なので、正当なこのプラネッ
トの風防ガラスを付け足したのだろう、
それでは、ビニール袋に入っているのは、
おそらく、このマーキュリーではないかと思われる、ということは、ひょっとしたら、マーキュ
リーの袋の中にはプラネットの風防ガラスが、ま、僕はマーキュリーを持ってないのでそれ
は確認はできないが、
それはいいとして、早速組立に入ろう、
風力なので当然ギアボックスはない、モーター動力部分から組み立てよう、
接着が乾くまでしばらく待とう、
さてさて、次はスイッチの取り付けである、
スイッチの接触金具を取り付ける、この方式だと接触不良はまず起こさないだろう
そして、エンジン部分から伸びたリード線を繋ぐ、とりあえず、これはおいといて、
さあ次は、これらの部品を使うことになる、
モーターのシャフトにプロペラを取り付けて、そのエンジン部分を本体に接着させる、
いや、接着させるのではなく、セロテープにて貼り付けた、そう、いつものように後々のメン
テのためにいつでも分解できるように、
風防ガラスを取り付ける、
このエンジン部分から伸びたリード線は電池ボックスの電池受け金具と繋ぐことになる、
操縦席を取り付けるが、いつもこれだけは色を塗るようにしている、
本体は基本的に昭和のプラモなので塗らない、これも僕流なのである、
他のメーカーで陸空海の万能艇があっただろうか、
プロペラによる風力が動力なので、ギアボックスがなくボディー内の構造も簡単なので水
に浮かべても浸水の心配がない、
ミサイルは手動で発射できる、
最後部の方向舵が左右に動くのでそれで空中と水上では方向を変えることができる、
円形のプロペラカバーが付いているので、指にプロペラが当たることはない、
車輪がもう少し大きくて幅が広ければ、もっと走るだろう、
単3電池2本を収納する、現行の電池でも充分に収納可能である、
水陸空万能艇なので、もちろん、陸、空、水、全て走るが、なんといっても狭い部屋なので
思いっきり走らせることができない、とりあえず、陸、空のみ走らせて飛ばしてみた、
まあ、そんなに期待はしていなかったが、期待に反して意外とよく走り、ブンブン飛んでく
れた、水上もよく滑るように走ると思うが、狭い浴槽しかないのでそれはやめておいた、
さて、空を飛ばすときにはどうするのか、それは、
天井から魚釣りのテグスで吊るして飛ばすのである、
本体をこのように屋根に引っ掛けて飛ばすようになっている、
それにしてもグングンとよく飛んでくれた、もう少しで家具にぶつけるところであった。
後日、浴槽内で水上を走らせてみた、思いっきり走らせることができないが、方向舵がよ
く効いて小回りも効いてくれる。
後日、平成27年6月22日 海で走らせてみた、方向舵はまったく効かない、
そう、外では風があるので舵がまったく効かない、
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