物をこんなに簡単に買い与えていいのだろうかと心配になる方。

どれくらいいらっしゃるんでしょう?

 

 

私は、めちゃくちゃその沼に足をとられていた人です。

 


うちの子ども達は、

友達の家で、Wiiのマリオカートをやらせてもらって、

初めてゲームに触れてから、Wiiに心を奪われていたので、

クリスマスにサンタさんにお願いしました。

 

 

でも、「スイッチ欲しい」とせがまれるようになりました。

夫婦で「買わない」選択をしました。

でも、買ってくれ攻撃がしつこいから疲れてもいました。

 

 

ゲームに詳しくない親的にも、

世の中の情報はスイッチだらけで、

もはやWiiではないというのはわかります。

 

 

そんなことから、今後スイッチを買うことは受け入れてます。

 

だけど、

 

まだ買ってから半年なのに新しいものは買えない。

 

との思いで、買って買って攻撃に耐えながら葛藤していました。



 

入学祝いにいただいたお金を当てることができるので

そこまでお金のことを気にしているわけではない。


 

じゃあ、どうしてそこまで買うのに抵抗があるんだろう?




 

少し掘り下げて気持ちを見てみると・・・

 

中古で買ったとはいえ、”せっかく買ったもの”

”まだ使えるもの”を持っているのに

欲しがるからって次のものを買い与えるのはいかがなものか。

 

「甘いだろうか・・・」

「物にありがたみを感じない子になってしまうんじゃないだろうか・・・」


 

との思いでした。

 

これが、私の心と行動が一致せず、

子どもと買う買わない問題ですったもんだを繰り返す原因でした。

 

 

私は、ものをたくさん持つ人は、心が満たされていない人だという概念があったので、

私自身がそうなりたくないし、

子どもにもそうなってほしくもないという思いがありました。

 

私の親もあるものを大事に使う人で、

すぐに飽きて使わなくなりそうなものは買わない人でした。


 

だから、物を増やすこと、なくてもなんとかなる物を買うことは

「よくない」と思っていました。

この気持ちをよく見ていくことで

がんじがらめになっている思考から解放されます。

 


 

正しいか、間違っているか

優れているか、劣っているか

 

人として、親として、理想像はどうかという

フィルターがかかっていると、

シンプルな答えが、シンプルじゃなくなります。

 

そんなのをなくしてしまえば、

 

「どうせ、Wiiじゃなくなるんだし、スイッチ欲しいなら

 持てばいい。おばあちゃんからの入学お祝いとして渡したらいい。」

 

ってことでした。

 



どこまでがやり過ぎで、どこが正解か、

私が、ずっとこの線引きの正解を求めて悩んでいたのでよくわかるのですが、

 

欲しいものを欲しい時に買うことに抵抗のない人もいれば、

お母さん自身が自分の欲しいものを買うことに抵抗のある人もいます。

物をたくさん持つことを善しとしない人もいれば、

好きな物に囲まれて過ごすことが好きな人もいます。

 

 

子どもに合わせる合わせないの前に、

お母さん自身が自分と向き合って、

その親子のバランスのいいところを見つけていくしかない。

 


 

親としての責任とか

子どもを導く義務があるとかで

やってしまいがちですけど、


 

親にとっては正義、

子どもにとっては何の基準で話をされているのかさっぱりわからなかったでしょうね。



 

こうやって、私が私の気持ちを受け止めたことで、

 

旦那が「今スイッチ買ってやってもいいと思ってきた」と言ってきました。

息子の買って攻撃が攻撃じゃなく話し合いになり、クリスマスにお願いしてもいいそうです。



 

ちなみに、私は、ものはあまり持ちたくない考えは変わりませんが、

もう少し、子ども達にお付き合いしてみようと思います。