以前関わっていた職場で感じたことですが、
自己肯定感がかなり低い子が多いと感じました。
周りと比べてできないという経験積み重ねてきたのだと思います。
当たり前にできるものだと思って求められてしまうと、
忘れ物が多いとか、
すぐに飽きてしまうことも、
怠けてる、我慢が足りないと捉えられてしまうし、
相手の気持ちを読むのが苦手なら、
空気読めないやばいやつっていうレッテルを貼られてしまうこともある。
私たちが感じる感じ方と違うが故の行き違いが
日常にごろごろあるのだろうと思います。
まだまだ、私の世代は、
やりたくないことからの逃げなんじゃないか
と思ってしまう人も多いと思うんです。
逃げならがんばろうよって。
もうちょっとやってみようよって思うし。
粘らずに辞めさせたなら、
親として「甘すぎるかな」と不安になったりもします。
私もそうでしたから。
”逃げ”とか”我慢が足りない”の話になると、
「それ言ったら、誰でも一緒じゃない?問題」になってしまいますが、
多くの人には理解できないレベルの葛藤があるのだと
捉えています。
忘れ物が多いことや
同時並行で物事を進めるのが苦手、
同じミスを繰り返すなど、
脳機能による問題は、
周りのサポートや
作業を効率よく進めるための工夫を取り入れて
補うことはできます。
それとは別に、
自己肯定感が低いが故の
言動の方が気になります。
挑戦する前から、「できない」といってやりたがらなかったり、
できているのに、できていないことに目が向く
↑
うちの息子です。
保育園の先生のお力があって、
入学前の3ヶ月で急に自信をつけてきたということがありました。
”自分にしかできないことがある”
ということがわかってきました。
集団生活の中でしか体験できなかったことでもあります。
ADHDに限らず、どんなお子さんでも
こんな一面を持っている子はいますよね。
それが、発達障害は顕著に出ていると
感じます。
私にできることは、
みんなと同じようにできるできないの基準を
植え付けないようにしていきたい。
比べなくていいということを
何度でも何度でも伝えていきたい。
そんな子どもに変化していくのは、
「比べなくていい」が実践できる自分から
伝わっていきます。
まずは、お母さんから。
そもそも、生まれる前に設定してきた基本のスペックが、
【自己肯定感かなり低め】
とも感じています。
キレやすいのは、
自分で自分を認められていない、劣等感の裏返し。