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アラ還 ~ 毎日が日曜日

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1週間前、「これ、飲んでみませんか」。乳製品乳酸菌飲料「プレティオ」を、妻に勧められた。100mlのプラスティックの容器には、「血圧が高めの方に」と目立つように書いてあった。

実は、10日ほど前、インフルエンザの予防接種を受けるにあたって、血圧を測定した。かなり高い数値が出た。冬は高めの数値が出るとはいえ、血圧降下剤を飲んだ方がいいと内科医に言われた。薬を飲んでいる友人から、一度飲み始めると途中で止めることができないと聞いているので、私としては、できれば薬を飲みたくないと思っている。薬を飲まないで解決できる方法はないものかと、気にかかっていたので、その日から毎日飲んでいる。

高血圧は、脳卒中や心臓病など動脈硬化性疾患の危険因子である。この機会に血管の老化について考えてみる。

血管の老化とは、血管の壁が硬く・厚くなって、弾力性や柔軟性がなくなることである。即ち、動脈硬化のことであり、主な原因は、運動不足・不適切な食事・ストレスなどである。

言い換えると、血管の老化とは、コレステロールが過剰になり、体内で生じる活性酸素(通常の酸素に比べて、著しく化学反応しやすい酸素である。体内で、有害な過酸化脂質生成に関与する)によって、酸化された悪玉コレステロールが一因である。コレステロールが悪玉コレステロールになると、コレステロールが必要な場所に供給できなくなる。すると、動脈の血管内への沈着、高血圧による血管への負担などのために、新しい細胞の生成ができなくなる。このために、血管が弾力を失い、動脈の壁が硬くなっていくのである。

血管の老化は、老化現象の一つであるから阻止することはできないが、生活習慣を見直して、遅らせることは可能である。では、老化を防ぎ、血管を若々しく保つには、どうすればいいのか。

第一に、食生活に留意することである。

食生活の見直しといえば、真っ先に思い浮かぶのは、以前このブログで取り上げたことがあるポリフェノールである。昨今、ワインは、抗酸化作用・脳梗塞の予防・動脈硬化の予防・コレステロール抑制・肝機能向上・殺菌効果等の効果が期待され、おいしさだけでなく健康面でも注目されている。魅力あるアルコール飲料なので、私もワイン愛好家の仲間入りをしたばかりである。

ワインを飲むだけではダメである。減塩し、抗酸化力のある色素を含む野菜、魚、チーズなど発酵食品を取ることである。具体的には、ほうれん草・ブロッコリー・ピーマン・サヤインゲン・オクラ・キュウリ・キウイ・トマト・バナナなどを多めに摂取することである。

第二に、適度の運動をすることである。

第三に、気持ちの持ち方である。社会生活をしている限り、ストレスを感じるのは当たり前である。日々を楽しもうとする楽天的な人生を心掛けることである。

定年退職をして、毎日が日曜日となった今、ストレスを感じるのは激減しているが、無くはない。嫌なことは忘れる。毎日、30分のウォーキングと週1回のテニスをする。禁煙はできていないが、本数を減らしている。ワインを飲み、プレティオを飲んでいる。血管の老化を遅らせる努力はしているのだが……。


12月2日の23時頃、突然テレビの画面が異常になった。2011年の地デジへの切り替えの際に買い替えた、まだ新しいテレビがである。昔の映画のフィルムを早送りしたときのような状態になった。翌日、早々にテレビを購入した電気店に修理を依頼した。業者が来て状態を確認して、部品を本社から取り寄せることになった。現代のテレビは、パソコンと同じような仕組みになっているために、部分的な修理ができない場合が多くあり、今回も部品を交換することになるとのことであった。送られてきたテレビ画面(部品)と交換して、画面がもとのようになったのは5日ぶりであった。

テレビを見ることができなくて最も違和感を抱いたのは、食事のときである。定年退職をしてからは、テレビを見ながらの食事が定番となっていたから、音の無い食卓は夫婦間の会話を必然的に促したが、急にはうまくいかないものだ。夫婦共通の話題が、多くないことに改めて気付いた。夫婦間の話題について意識するのは旅行の時も同様であるが、旅行は周りの景色が次々に代わるから、それなりに話題があるものだが、テレビの無い夕食後は違った。

私は普段の夕食後は、テレビの前から動かないから、状況が変化しない時間が長い。視覚と聴覚がさみしがる時間が長い。そこで、ラジオを居間に持ってきた。小学生の頃「三つの歌」・「20の扉」を聞きながら夕食を取ったことを、50年以上前のことだが、思い出した。その時の食事の場や部屋の様子も合わせて懐かしく思い出した。

さて、私の好きな番組は、「鶴瓶の家族に乾杯」、「ファミリーヒストリー」、「相棒」、「所さんの笑ってこらえて」、「笑点」、「平清盛」、「報道ステーション」、「スポーツ実況」、「サスペンスドラマ」、「映画」、低レベルでない「クイズ番組」などである。毎週楽しみにしている。「梅ちゃん先生」も欠かさず見た。

見たくない番組もある。お笑い芸人が集まったバラエティ、若手俳優による若者向けの恋愛ドラマ、グルメ番組などである。また、最近はやたらコマーシャルの回数が多いように思う。コマーシャルの種類や回数が多い番組は、時間帯も関係するが、視聴者が多いからということは理解できるが、いい場面にコマーシャルが入り興ざめてしまうことがよくある。

そこで、「映画」・「ドラマ」は、ビデオに録画してから見ることにしている。コマーシャルがカットされ、楽しく見ることができるからだ。

新聞だったか、雑誌だったかはっきり覚えていないが、若者のテレビ離れが進んでいるという記事を読んだ記憶がある。若者は、インターネット・携帯電話・ビデオゲームなどで、自分のペースで楽しむことができるから、受身だけのテレビには、魅力が無くなったのかもしれない。

我が家では、テレビが壊れたために、5日間テレビの無い生活をした。おかげで、日々の生活の中に、テレビが果たしている功用を実感できたことは、不幸中の幸いであった。



当たり前のことだが、日本は民主主義の国だ。国民一人一人が議会に参加できればベストだが、それは不可能だ。だから代理人を選んで、議会に参加してもらい、政策実現に向けて活動を願うことになる。代理人を選ぶ際に、候補者の意見がばらばらだと、選ばれた後の活動に期待が持てない。そこで、同じ政策を持った候補者が集まった政党があれば、政策実現に向かって活動がしやすくなり、国民は代理人を選びやすい。

政治課題が山積している今日、12の政党が乱立した。目指す政策が多様であるということだろう。そもそも、なぜこれほど政策が多様となるのか考えてみると、理由は私欲が絡むかだ。私欲をうまく隠して、票に結びつける工夫をする候補者が多いからだ。国益を第1に考え、国民に「あえて苦い薬を飲む」ことを主張する候補者が減り、有権者の要求に過剰に媚びる候補者が増えていることは、選挙のときだけ政党として集まっているが、選挙が終わるとばらけていくことに現れている。

さて、原子力発電を含むエネルギー政策、消費税率引き上げを柱とする社会保障・税一体改革、環太平洋経済連携協定(TPP)、景気対策などが争点となる、第46回衆議院選挙に向けて、12の政党が乱立し、政権維持・政権奪取・第3極などを目指して激しい選挙戦が始まった。

選挙権を持つ人たちは、乱立した12の政党の名前を、もれなくあげるのが難しい現状である。政党名と小選挙区の公認候補者数を見てみると、民主党264人、自民党288人、未来の党111人、公明党9人、維新の会151人、共産党299人、みんなの党65人、社民党23人、新党大地7人、国民新党2人、新党日本1人、新党改革は比例区のみである

各政党・候補者は、有権者に向かって耳触りのいい政策を述べるので、うのみにしないことだ。大事なのは「何をするか」だけでなくて「どうやってするか」である。

例えば、原子力発電を含むエネルギー政策についてならば、どの政党も「脱原発」を述べる。政党Aは「2030年代に稼働ゼロ」、政党Bは「10年以内に…」等だ。しかし、震災以前は、全電力量の3割を原発が占めていたのだ。どのようにして原発ゼロでもよいようにするのかを、各政党には述べてほしいものだ。全電力量の1%にも満たない太陽光や風力発電を原発の代替えエネルギーにするためにはどのくらいの補助金が必要なのか、その財源はどうするのか、代替えできるまでは火力発電に頼るしかないがその燃料費を電力料金に上乗せするのか……。

国民に負担がかかることには触れないで、ただ「原発ゼロ」だけを述べる政党はあって欲しくないものだ。

衆議院で自民党が第1党になっても、参議員の議席は公明党と合わせても過半数に届いていないから、衆参のねじれ状態は変わらない。「決められない政治」から、どう脱却するのか。何を基準に投票すればよいのか、判断が難しいと思っている人は、私だけではなく、有権者の多数ではないだろうか。

いかなる障害があっても、掲げた政策実現に向かって頑張る政党を見極めて、1票を投じたいものだ。