という訳で、『月夜の人魚』第3話を投稿します。
今回はついに……
魔法少女まどか☆マギカ~月夜の人魚~
第3話 私たちはしっかりと人間ですよ
☆
それからさらに数日後のことだった。
咲夜の研究室に、さやかが血相変えて飛び込んできたのは。
「咲夜っ!」
「い、いらっしゃい、さやかさん。どうしたんです、そんな慌てて……」
さすがの咲夜も呆気にとられたような表情になる。
そんな咲夜にさやかは詰め寄ると、胸ぐらをつかんでまくし立てた。
「ねえ、咲夜! あんた言ったよね!? あたしが魔法少女になったら、強くなれるって! あたしがもっと早く決心してたら、マミさんは、マミさんは……」
その瞳には悔しさと怒り、そして悲しみが映し出されており、目じりには涙が浮かんでいた。
「ちょちょ、落ち着いてください。一体、なにがあったんですか?」
困惑しながらさやかをなだめようとする咲夜。
さやかはようやく手を離すと、その場にへたり込んで嗚咽を上げ始めた。
「む~ん……怒ったり泣き出したり、せわしない人ですねぇ……」
そんなさやかを、相変わらず困惑した表情で見つめながら、咲夜はポリポリと頭をかく。
ようやく落ち着きを取り戻してきたさやかは、咲夜に語り始めた。
お菓子の魔女と呼ばれる魔女との戦いで、マミが無残にも食い殺されてしまったこと。
そこへ現れたほむらによって、魔女が倒されたこと。
何もできず、自分もまどかも自身の無力さに打ちひしがれてしまったことなど。
そんなさやかの話を、腕組みをしたまま黙って聞いていた咲夜だが、やがて不思議そうに言った。
「む~ん、妙ですね。魔法少女が、首を切られたくらいで死ぬなんて……」
「……は?」
マミの死を悼むでもなく、さやかを慰めるでもなく、冷静に言い放たれた咲夜の返答に、さやかの表情が凍り付く。
「もしかして……その巴マミさん、ソウルジェムを頭につけてませんでしたか?」
「そうだけど、それがどうしたって……」
「ああ、成程! それならその方がそのまま死んでしまったことも分かります」
一人でうんうんと頷く咲夜に、見る見るさやかの表情が変化していく。
その顔に浮かんでいるのは――怒り。
「おい! なに一人で納得してるんだよ! 人が一人死んでるんだ! そりゃ、咲夜からしたら赤の他人かも知れないけど、私にとっては大切な先輩だったんだよ! マミさんの頭にソウルジェムがあったことと、マミさんが死んだことに、何か関係あるっていうのかよ!」
「関係あるも何も、大ありじゃないですか」
そんなさやかの怒りを意にも介さず、咲夜は静かに言った。
「どういうこと!?」
「む~ん、その様子だと、キュゥべえからまだ詳細は聞いていない様子ですね。なるほど、道理でたまに話が噛み合わないと思いましたよ」
合点がいったように咲夜がうなずく。
咲夜は「パチン!」と指を鳴らすと、続ける。
「オーケー、一から教えてあげましょう。結論から言ってしまうと、私たち魔法少女は、ソウルジェムに何かない限り、たとえ肉体がどれほど傷つこうと死ぬことはありません。何故なら、ソウルジェムこそが私たち魔法少女の本体だからです」
「は……? なに、それ……?」
これまで、さやかが咲夜との会話で感じていた違和感の正体はこれだったのだ。
さやかの顔は、先ほどとは正反対に蒼白になっていた。
目の前の景色がぐるぐると回り、口がからからに乾いていくのが分かった。
それほど衝撃的な事実だったのである。
「ただの人間と同じ、壊れやすい身体のままで魔女と戦ってくれなんて、僕にはとてもお願いできないよ」
いつの間にか現れたキュゥべえが、赤いガラス玉のような瞳を光らせて、淡々と言い添える。
「彼女たち魔法少女にとって、もとの身体なんていうのは外付けのハードウェアでしかないんだ。彼女たちの本体としての魂には、魔力をより効率よく運用できる、コンパクトで安全な姿が与えられているんだ」
呆然と座り込むさやかをよそに、キュゥべえは平然とした様子で続ける。
「魔法少女との契約を取り結ぶ僕の役目はね、君たちの魂を抜き取って、ソウルジェムに変えることなのさ。むしろ便利だろう? 心臓が破れても、ありったけの血を抜かれても、ソウルジェムさえ砕かれない限り、魔法少女は無敵だよ。弱点だらけの人体よりもよほど戦いでは有利じゃないか」
「む~ん。どうせまた、『聞かれなかったから教えなかった』とでも言うんでしょう、キュゥべえ。そういうことはちゃんと教えてあげないと。あなたの悪い癖ですよ」
咲夜が「ふぅ」と、軽くタメ息をつく。
「知らなければ知らないままで、何の不都合も無いからね。事実、あのマミでさえ最後まで気づかなかった。そもそも君たち人間は、魂の存在なんて、最初から自覚出来てないんだろう? そこは神経細胞の集まりでしかないし、そこは、循環器系の中枢があるだけだ。そのくせ、生命が維持できなくなると、人間は精神まで消滅してしまう。そうならないよう、僕は彼女たちの魂を実体化し、手に取ってきちんと守れる形にしてあげた。少しでも安全に、魔女と戦えるようにね」
「……ふざける、なよ」
キュゥべえと咲夜が会話を続ける中、さやかがこれまでにないくらい低い声でつぶやいた。
次の瞬間、さやかはガバッと起き上がり、二人に向かって怒声を浴びせる。
「それじゃ、マミさん、ゾンビにされたようなもんじゃないか!」
「……キミたちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする。訳が分からないよ」
そんなさやかの怒りにも、キュゥべえはまるで動じない。
反対に、咲夜の方はこれまでとは打って変わって、僅かに不快そうな顔をした。
「失礼なことを、言うものではありません、さやかさん。私たちはしっかりと人間ですよ。では聞きますが、あなたは私がゾンビに見えますか? 巴マミさんが、ゾンビに見えましたか?」
「えっ……? それは……」
咲夜の言葉を聞いて、さやかがはっとした表情になる。
見れば、咲夜はこれまでさやかが見たことが無いような真剣な顔をしているではないか。
「人間が人間である所以はただ一つ。己の意志です。私は私の意志がある限り、例え培養液に満ちた水槽に浮かぶ脳みそが私の全てだったとしても。例え巨大コンピューターの記憶回路が私の全てだったとしても。私は人間です。人間は魂の、心の、意志の生き物です」
「…………」
そこには、いつもの飄々としてお気楽な咲夜の姿は無かった。
確たる意志を持って紡がれる咲夜の言葉に、さやかは言い返すことが出来ない。
「それに」
と咲夜が付け加える。
「魔法少女だって傷つけば痛みを感じますし、身体は成長しますし、なんなら子供を産むことだって出来ます。ゾンビにそんなことは出来ないでしょう?」
「…………っ!」
さやかは踵を返すと、研究室から飛び出していった。
咲夜の家を飛び出したさやかは、がむしゃらに走り続けていた。
どこをどう走ったのか分からない。
やがてさやかは、かつてマミが薔薇園の魔女を倒した時とよく似た人気のない廃ビルにたどり着いていた。
辺りはあの時のように、夕日に照らされている。
ひとしきり走って息も絶え絶えなさやかはその場にうずくまった。
ごちゃごちゃとした思いが、彼女の胸中に渦巻いている。
思い切って吐き出してしまいたいほどの、言い表せない不快感がさやかを支配していた。
余りにもショッキングな魔法少女の真実。
それを知ることもなく死んだマミは幸せだったのか?
そして、咲夜はその真実を受け入れつつ、それでも魔法少女は人間だと言った。
再びさやかの脳裏に、マミや咲夜の言葉がよみがえってくる。
(他人の願いを叶えるのなら、なおのこと自分の望みをはっきりさせておかないと)
(人間が人間である所以はただ一つ。己の意志です。人間は魂の、心の、意志の生き物です)
さやかは顔を上げると、朱に染められた空を見上げた。
それからしばらくして、さやかは咲夜の研究室に戻って来た。
「おっ帰りなさ~い。答えは決まりましたか?」
先ほどの様子もどこへやら、いつもの軽い調子で、咲夜が出迎える。
そんな咲夜の前を通り過ぎ、さやかは棚の上に佇んでいるキュゥべえを真っすぐに見据えると言った。
「本当に、どんな願いでも叶うんだね?」
「大丈夫。君の祈りは間違いなく遂げられる」
フリフリと尻尾を振りながら、キュゥべえが答えた。
「じゃあ、いいんだね?」
「うん、やって」
さやかの答えを確認すると、キュゥべえの耳が伸び、さやかの胸に向けられる。
パァァァァァァァァァァッ!
「ああっ!」
さやかの胸の中心に、熱が生まれる。
それはゆっくりと大きくなって、やがて全身に満ち満ちた。
さらに密度を増し、今にも弾けてしまいそうだ。
全身がはち切れそうなほど、力が一気に広がり、さやかの胸の前に青い光が現れる。
その光景を傍らで見つめながら、咲夜がうっとりとした表情でつぶやいた。
「む~ん、美しい……。やっぱり人間は素晴らしい……」
「さあ受け取るといい。それが君の運命だ」
キュゥべえが言い終わるのと同時に、さやかの手元にマミと同じ形――ただし青い色の、卵型の宝石が現れる。
さやかのソウルジェムだ。
さやかが魔法少女になった瞬間だった。
☆
さやかがキュゥべえと契約していたのと同じころ、まどかはもはや空き家となったマミのマンションを訪れていた。
まどかもさやかと同じように、マミの死に大きなショックを受けていたのだ。
その帰り道に出会ったほむらとしばらく言葉を交わした後、彼女と別れ、駅前の人ごみの中を歩いていた。
「ほむらちゃん……ちゃんと話せば、お友達になれそうなのに……どうしてマミさんとはケンカになっちゃったのかな……」
そんなことを呟きながら、ふと顔を上げた時。
「……あれ?」
まどかは前方に、良く見知った人影を見つける。
「仁美ちゃん?」
緩くウェーブのかかった緑色の髪。
おっとりとした感じの顔。
まどか達と同じ見滝原中学の制服。
間違いなく、彼女のクラスメートである志筑仁美である。
だが、その目は焦点があっておらず、ふらふらと、まるでロボットのように前方に歩いていく。
「仁美ちゃん! 仁美ちゃんってば!
追いついたまどかは、その首筋にとんでもないものを見つける。
青く四角い縁のなかに、向かい合って手を取り合った天使のようなものが描かれた痣――
それは、かつてマミが間一髪救った女性についていたのと同じもの。
魔女の口づけ――
「――あら、鹿目さん。ごきげんよう♪」
突然、まどかの方を向いた仁美が、普段と変わらない様子で挨拶をする。
「ど、どうしちゃったの? どこに行こうとしてたの?」
恐る恐る、まどかが尋ねると、
「どこって、それは……」
何かに魅入られたような視線で、どこか遠くを見つめ、仁美がほほ笑む。
「ここよりも、ずっと良い場所、ですわ」
その声色は、まるで機械が話しているようで。
そのぎこちない動きは、あの時の女性と全く同じだった。
それから今、まどかは魔女の結界の中にいた。
あれから廃工場で、仁美を含む魔女に魅入られた十数人が、洗剤を使ったガス自殺を行おうとしていたのを力ずくで止めたまどかは、人々に追い立てられ、とっさに隣の部屋へと逃げ込んだ。
だが、気が付くとそこは元の部屋ではなかった。
上も下も無い、逆さまになったメリーゴーランドのような螺旋状の空間。
無数の片翼の天使の人形が、まどかの身体にまとわりついてくる。
やがてまどかの身体は、まるで水に落とした焼き菓子のようにふやけ、ぼやけていく。
「いやだ……助けて……誰かあ!」
まどかが悲鳴をあげる。
そんなまどかの前に、二体の人形が羽の生えた古めかしいパソコンモニターを抱えてくる。
その画面には、少女のような黒い影と、これまでの結界にもあった不思議な象形文字が描かれている。
ハコの魔女と呼ばれる魔女だった。
まどかの周囲に無数のモニターが現れる。
そこに映されていたのは、まどかが現在、もっとも見たくない光景だった。
昨日、まどか達の目の前で命を落とした少女。
巴マミの姿だった。
モニターは次々と、マミの姿を映していく。
温かい笑顔、颯爽とした物腰、少し照れたように話す仕草……。
そして、まどかが魔法少女になると告げた時の、嬉しそうに涙をぬぐう顔。
(本当に、私と一緒に戦ってくれるの? 側にいてくれるの?)
(でも、いてくれなかったのね)
(側にいてくれるって言ったのに)
(私は一人じゃないって思ったのに)
(とても、嬉しかったのに)
まどかの頭の中に、自分を責めるマミの声が聞こえてくる。
これこそが、この魔女の能力だった。
相手の心を見透かし、そのトラウマや罪の意識を刺激し、死へと追いやるのだ。
マミを喪ったばかりで、深く心に傷を負ったまどかには最悪の相手とも言えた。
(……罰なのかな……これって……)
どこが上なのか下なのかわからない世界を落ちながら、まどかは思う。
(きっと、私が弱虫で、嘘つきだったから……バチが当たっちゃったんだ……)
そう思った瞬間、まどかの身体から抵抗する力も消えてしまう。
まどかの身体は、四方八方から無数の使い魔たちに引っ張られ、ギリギリと骨が歪み、肉が裂かれて――
今やまどかの命も風前の灯火……と思われた。
その時だ。
シュバッ! シュバババッ!
無数の青い閃光が走り、まどかにまとわりついていた使い魔たちが粉砕される。
解放された彼女の目の前に降り立ったのは……
「さやか……ちゃん?」
信じられない、といった表情でまどかが呟く。
藍色の衣装。
白いマント。
手にはサーベルのような刀を携え、さやかはゆっくりとまどかの方を振り返る。
少し離れたところでは、咲夜がハンドル付きのオペラグラスを手に、さやかの姿を眺めていた。
「む~ん……さて、お手並み拝見といきましょうか♪」
楽しそうに呟くその眼前で、さやかは行動を起こしていた。
無言で長剣を閃かせ、使い魔たちを問答無用で切り捨てていく。
ステップを踏むように、舞い踊るように、流れるような足さばきで、次々とテレビモニターを破壊していく。
やがてさやかは、勢いよく上段に刀を振りかぶり叫ぶ。
「これで、トドメだあ!」
ズシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!
その刃は、風を巻くように円を描き、結界ごと、周囲に満ちていた悪意ごと、魔女を木っ端みじんに吹き飛ばすのだった。
「いやー、ごめんごめん。危機一髪ってとこだったね」
照れたように頭の後ろで手を組んで、さやかが笑う。
元の暗い廃工場で、まどかは改めて、魔法少女となったさやかと向き合っていた。
その目は、目の前にいる幼馴染が魔法少女となったことがまだ信じられない、といった様子だった。
「さやかちゃん、その恰好……」
ようやく絞り出すように呟いたまどかに、さやかはあくまで明るく返す。
「ん? いやまあ、心境の変化っていうのかな。大丈夫だって。初めてにしちゃ上手くやったでしょ?」
「でも……」
まどかは何と言ってよいのかわからず、ただ言葉を無くして目の前で笑うさやかを見つめていた。
その時。
「あなたは……」
背後から声がかかる。
「ふんっ、遅かったじゃない。転校生」
さやかが挑発的な言葉を投げかけるその先には、どこか呆然と佇むほむらがいた。
さやかはほむらに剣先を向けると、続ける。
「この町は、これからあたしが守る。マミさんの代わりはあたし。つまり、あんたは不要ってわけ」
そのさやかの言葉に、ほむらは悔しそうに唇を噛むが、やがて踵を返すと去って行った。
ほむらの姿が消えるまで、長剣を構えていたさやかだったが、彼女の姿が見えなくなると、「ふう」とため息を一つつき、剣をおろす。
そこへ、
「む~ん、ブラァヴォー! 素晴らしい! もし苦戦するようなら加勢しようかと思っていましたが、初陣から一人で魔女を倒してしまうなんて……。あなたはやはり、私が想像した以上の逸材でした!」
パチパチと拍手をしながら、咲夜が満面の笑みを浮かべて歩いてきたのだ。
「え、誰? 何? 誰……?」
暗闇から突然現れた咲夜に、まどかはただ戸惑うのみだ。
そんなまどかをよそに、咲夜はまどかをあちこちから眺めると、ニッコリ笑って言った。
「な~るほど。あなたが例の幼馴染さんですね。いやぁ、想像していたより小っこくって、可愛らしいですねぇ♪」
ちなみに咲夜もまどかも、身長はともに152cmである。
「ちょっと咲夜! まどかに変なことしないでよね!」
さやかが咲夜を遮るように、彼女とまどかの間に割って入る。
「む~ん、変なことって何です。何もしやしませんよ~♪」
「あの……あなたは?」
「ああ、失敬失敬。自己紹介がまだでしたね。私の名前は美月咲夜。さやかさんとは協力関係にある者です」
スッと右手を胸の前に掲げ、咲夜がまどかに向かってペコリと頭を下げた。
まどかと咲夜が初邂逅を遂げていた時、見滝原市を見下ろす、小高い山に建った鉄塔の上で――
「まさか君たちが来るとはねえ」
そこにはキュゥべえと一緒に、二人の少女がいた。
「マミの奴がくたばったって聞いたからさあ。わざわざ出向いてやったってのに。ちょっと話が違うんじゃない?」
水色のスポーツパーカーを着て、赤い髪を頭の上で結った少女が、手にしたクレープを食いちぎるように頬張りながら、不機嫌そうに言った。
「巴マミか……手練れだっつーから、一度手合わせしてみたかったんだが……。魔女なんかにやられるなんざ、苛立たしいぜ!」
もう一人は、グレーの制服に身を包み、ブラウンの髪を襟足で一つ結びにしている。
傍らには大事そうに、布袋に収めた竹刀を携えていた。
二人そろって、気の強そうな眼つきをしている。
「悪いけど、この土地にはもう新しい魔法少女がいるんだ。ついさっき契約したばかりだけどね」
「何それ? 超ムカつく……」
クレープをかじる手を止めずに、赤髪の少女が呟く。
「でもさあ、こんな絶好の縄張り、みすみすルーキーのひよっ子にくれてやるのも癪だよねぇ。でしょ、瀬利?」
「ま、そうだな。巴マミがいないってんなら、そいつの手並みを拝見するってのもいいかも知れねえし、な」
「どうするつもりだい、杏子? 瀬利?」
「決まってんじゃん。ブッ潰しちゃえばいいんでしょ? ……その子」
シニカルな笑みを浮かべて、赤髪の少女が言う。
赤い髪の少女は佐倉杏子。
茶色の髪の少女は筑紫瀬利といった。
どちらも風見野市からやってきた魔法少女である。
to be continued...
余談ですが、さやかとハコの魔女の戦いのシーンは、『仮面ライダーガヴ』の『最後の審判』を聞きながら読んで頂けたら雰囲気でるかと(笑)。





















































