2歳の春を迎え | AKARI 

AKARI 

ずっと前にやっていた小さなカフェの屋号が
Cafe Akari。料理を作ること&食べることが大好き。 

2011年2月22日にオープンしたうちのカフェ。

アルバイト経験やイベントやマクロのセミナーハウスでの厨房経験はちょこっとあったものの、飲食店経営もやりくりも全くの初めて!というアタシ。

今だから言いますが(笑)←わざわざ言うことでもないけどガーン 最初の3ヶ月ほどは、早くに店に出てきて、遅くに、というより日付変わる頃にやっと帰宅するという毎日でした(苦笑)

呼吸が浅くなっていたことは確実汗

カフェをやりたいとアタシみたいなよちよち歩きに、何か経験からのアドバイスは、と聞いてくださる方がいらっしゃるので、いつも正直に申し上げます。

「体力のあるうちに、できれば若いうちに開業することを勧めます」と。

53歳で店をオープンしたアタシは53歳としてはかなり元気で持久力もあるほうかもしれません。一応気力もまあまあ、のつもり(笑) でもやっぱり35歳とはちがいます。48歳頃、とても回復力のスピードが遅くなったことを記憶しています。気力も落ちたように感じて珍しくへこんだこともあったりして(汗) これは当然の老化現象だから誰にでも訪れる出来事なんですよね。  それだけ無理して無茶に心身を酷使してきたので「あれもこれもできたのに」と思い込みも激しい(爆) 


1年たって、今、アタシはまだ街に人が歩いている時間に帰宅できます!
うれしい成長だと自分で勝手に喜んでいます。

かっこつけで見栄っ張りなアタシは「がんばっているように見える」のをあまり好まないところがありました。

が、が、しか~~し!!  店始めたら、もうそんなこと言う余裕もなく(笑)がんばって見えようが見えなかろうが、どうだっていい!倒れないで笑顔でハッピーにウマいもん作れたらそれだけで万々歳、感謝いっぱい、幸せって心底思う毎日ですドキドキ

頭でっかちで理屈っぽく、理由付けしては自分だけ納得するような悪癖も、体力勝負の飲食業ではまったく使い物になんない自分を見せつけられ、悪癖すら出る幕なし!これはうれしい新しい発見でしたアップ


アタシは家族は人間はいなくて、犬だけです。

が、やっぱり家族です。その家族との時間もサラリーマン時代より思い切り減ったわけですが、そこを「量より質」と、心の底から大切にしたいと今まで以上に強く願うようになりました。

まあ、いくら精神論を語っても、ヘトヘト&ドロドロに疲れていては明るく元気なんて続きません(笑)
笑顔のもとも体力。心の体力とからだの体力、両方なきゃそうかんたんにニコニコしちゃいられませんもの。 (聖者と言われる方々は別格です)

1年前の明後日、午後、Ayaさんというお客様がいらっしゃっていたとき、揺れました。
手をつないで外に飛び出しました。一人じゃなくてありがたかったです。
ありがとう>Ayaさん。

心配して会ったこともない言葉を交わしたこともないご近所さんが声をかけてくださいました。ありがたくてうれしかったです。

よちよち歩きの「食堂のおばちゃん」は、この店とともに2歳になりました。
ちょっとはちゃんと歩けるよう、心身の足腰を鍛えていきます!

3月11日を前に、地球に生かしていただいている一人の人間としての感謝と懺悔の祈りの言葉は今日はここには書かないで、この日記は新米カフェ店主の今、だけ書きますね。