海外でそこそこの年数暮らしていると
時々日本のニュースを見て「あれ?」と思う事がある。
最近、インターネット上で
日本のニュース、「USJで大学生が迷惑行為をした」
という記事を読んだ。
なにやら関西のいくつかの有名大学の男子学生が1年間の間に
数回にわたり、ジェットコースターで立ち上がったり、
ボートを転覆させようとしたりして入場禁止をくらったらしい。
あるまじき行為。
まぁ、こういうアホな若者は
他の人や自分の命まで危険にさらしている事を
わかっていない。何か起こった後ではだだの「迷惑行為」
ではすまされない事である。
ここで私が驚いた事。
この迷惑行為に対して、「大学側が謝罪した。」
というところ。
この学生達が大学の修学旅行なんかで
USJを訪れていたなら話はなんとなく理解できる。
しかし、そうでもなさそう。
私のように海外に家庭をもち、子供を
育てている人なら同じように感じられたかもしれないが、
私は正直言って
「なんで大学側が謝るん?」
と思った。
学生は19歳の未成年といえど、
「なんで学校なん?」という疑問が残って仕方が無い。
オーストラリアや他の西洋の国々の
学校は重に「勉強する場所」として考えられている。
だから学校以外で何か起こった場合の責任は
殆どすべてが「親と本人の責任」なのである。
公共の場所で問題を起こした生徒が学校の制服を
着ていた場合などは学校にも連絡がいくかもしれないけど・・・。まれ。
日本の学校にはよいところがたくさんあるけど、
時々「学校に依存しすぎなのでは?」
と疑問を抱いてしまう。
当然家庭で躾されたり学んだりする事を
「学校に任せっぱなし、
塾に任せっぱなしの親が多いのではないか?」と。
学校はどこまで責任を負うものだろう?
最近の日本での教育系の問題を
外の世界から見ていると「子供、親、教師」
のバランスが崩れきているように思える。
まぁ、そんな事を言っても
このオーストラリアもいろんな所に
ティーンエイジャーの問題はごろごろ転がっているけれど・・・。