~莉緒side~
――ガチャンッ
私は、優と一緒に(ひきずって)屋上に来た。
どうも、莉緒でーす、もう、紹介文は出てるから、自己紹介はやめときまーす。
それより、何より、今は・・・。
「優、あの男と知り合い?」
「あの男って?」
チッ・・・。
こいつ、わざとわからないようにしてるな・・・。
「片桐遼太。あのオレンジ短髪やろーだよ!」
「あぁ、うん。知り合い。」
・・・。むかつくから、じっくり攻めてやろう・・・。
「どこで、知り合ったの?」
「ご、合コンで一緒になって・・・」
「へぇー。合コン・・・?実紅という女の子がいながらそんなものに行ったのかー。」
「ち、ちげぇよ!・・・あぁ、もう!族で知り合った。あいつも狼鬼の幹部だよ。」
やっぱりねぇ・・・。でも、いじめたりないなぁ・・・。
「なーんで嘘ついたのかな・・・?」
「そ、それは・・・。」
言葉が出で来ないのか、黙り込んでしまった。
このくらいにしてやるか。
「まぁ、いいわ。でも、なんで片桐が同じ学校ってこと、黙ってたの?」
私が聞きたかったのはコレ。何で黙ってる必要がある?
「それは、俺も知らなかったんだよ。今日、教室は行ってきた時はマジ焦ったし。」
「ふーん。」
そうだったんだ。
「まぁ、とにかく、絶対に実紅を族関係に触れさせちゃだめだからね。」
私は、もう、斗真さんのことを思い出してほしくない。
「あぁ、わかった」
優の返事を聞くと、私たちは教室に戻った――。
―16に続く―