映画 ふたりの男とひとりの女 ネタバレ・感想 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

洋画(コメディー映画)のご紹介です。

映画 ふたりの男とひとりの女 ネタバレ・感想


映画 ふたりの男とひとりの女 概要

2000年公開のアメリカ映画。
監督:ボビー・ファレリー&ピーター・ファレリー
主演:ジム・キャリー
ジャンル:コメディ

映画 ふたりの男とひとりの女 ネタバレ

人が善過ぎて馬鹿ばかり見ているロードアイランド州の警察官、チャーリー・ベイリーゲイツ(ジム・キャリー)は、
愛する妻レイラ(トレイシー・ハワード)が浮気相手と家を出てからも尚、
警官と父親の務めを真面目にコツコツとこなす日々を送って来た。
ちなみに妻が置いて行った3人の息子は、全員、肌の色が黒いので、浮気相手の黒人の子である事は誰の目にも一目瞭然であったが、
チャーリーは十数年の歳月の中、それを一度も口に出す事なく息子達に愛情を注いで育て上げる。
成績の優秀な3人の息子達はチャーリーの自慢であり、息子らもまた彼を尊敬していた。

しかしながら妻に捨てられたという心の奥底に抱えた痛みを遠因とし、そこに日々のストレスがつもりに積もって、
ある日、突然、彼の中に、もう一つの凶悪な人格“ハンク”が目覚めてしまう。
医者の診たてでは、解離性同一性障害…つまり二重人格との事。
チャーリーとは正反対のハンクが、ひとたび現れると、とんでもない事をしでかして毎回、大騒動になるので、
ハンクを出さないようにするために6時間ごとに薬を服用しなければならなくなったチャーリー。

さて、そんなある日の事、チャーリーは、ひき逃げ容疑で署に連行されたアイリーン(レネー・ゼルウィガー)をニューヨーク州警察まで護送し、そのまま病気療養のため休養を取るよう上司から言い渡される。
白バイの後部座席にアイリーンを乗せて、
無事ニューヨークに送り届けたものの、2人組の環境保護庁の特別捜査官らが迎えに来て、ひき逃げ容疑は彼女を捕まえる為の詭弁である事がわかった。
ところが何故か?ニューヨーク州警察が、この不当逮捕に全面協力すると申し出る。

アイリーンはディッキー・サーマン(ダニエル・グリーン)という人物が経営するゴルフ場の芝生管理の仕事をしていたのだが、自分の裏稼業をバラされないかと心配になったディッキーもまた、
時を前後して、口封じのために動き出していた。

環境保護庁の特別捜査官らに、
贈賄・横領・脱税の共犯などの罪状を並べ立てられたアイリーンは身に覚えがないと言うが、
デッキ―のカントリークラブで、それらをやらかした筈だと年配の方のボーシェーン捜査官(リチャード・ジェンキンス)は詰め寄る。

共犯か否かはさて置き、
環境保護庁特別捜査官らは、彼女が何か知っていて命が危ないと思い、デッキ―がしていた事を説明した。
それらは、政府関係者への贈賄、邪魔者への脅迫、
それにどうやら芝生管理の前任者の心臓発作も本当は殺人だったと教えた。
だが…その時、凶悪なデッキ―は、取り調べが行われていた家へと忍び寄っていて、ピザ屋が、ピザを配達して来た隙に、家へ押し入り、若い方の捜査官を撃ち殺し、アイリーンを探すが見つける事が出来ず出て行った。
ボーシェーン捜査官は、この時の襲撃を逃れ、アイリーンは台所の収納庫に隠れてこれをやり過ごす。
そして彼女は、そのまま、家を抜け出して、予め聞いていたチャーリーの宿泊先ホテルを訪ねる。
デッキ―に狙われていると悟ったアイリーンはチャーリーに助けを求める。
こうしてアイリーンとチャーリー、ときどきハンクの逃避行が始まる。

デッキ―に買収されていると思われる警察にも届ける事が出来ず、
行く先々で騒動を起こしながら〝ふたりの男とひとりの女”の珍道中は続いた。

途中で6時間置きに飲まなければ症状が現れる薬を何処かへ置き忘れ、頻繁に現れるようになった”ハンク”。
それでもいつしか互いに惹かれあうアイリーンとチャーリー。
ハンクも彼女が好きなので、時にハンクに嫉妬し、
チャーリーとハンクが殴り合いの大喧嘩をした時には、そのイカれぶりに、居合わせた街中の人々は唖然として彼を見つめる。
途中から逃亡に、超色白のレストランの店員のホワイティが加わり、
彼の資金援助もあり逃避行を続けたのだが、その果てに
とうとうディッキーに捕まってしまったアイリーンは、ディッキーに危険な吊り橋に連れ込まれる。
ハンクの反対を押し切り、必死に救おうとするチャーリーだったが、絶体絶命の時に、ホワイティがディッキーの背中に弓矢を命中させて救う。
しかし、次の瞬間、ディッキーのみならず、アイリーンも吊り橋の下の川へ転落。
それを追ってチャーリーも川へ飛び込む。
行く先は急流となっており、今度こそもうダメかと思われた時に、3人の息子たちが盗んだヘリコプターで見事に2人を救助してくれた。

事件を解決した功績により警部補に昇進したチャーリーは、アイリーンにプロポーズして、同僚や上司の祝福の中で抱き締めあう。
それからと言うもの、チャーリーとアイリーンと3人の黒い息子と1人の白い友達は共に仲良く、幸せに暮らした♪

映画 ふたりの男とひとりの女 感想

いやあ、シモネタが多いんですが…シモネタ以外のユーモアのセンスは抜群です。

白バイの後部座席にアイリーンを乗せて、ニューヨーク警察まで護送する途中のエピソードで、
どうやら車に轢き逃げされたらしき牛が横転していて、
可哀そうに思いながらも安楽死させてやろうと、
牛の頭を目がけてピストルで何発も撃ち込むシーンがあります。
死んだかと思っても、なかなか牛ちゃん、死なないんですよ~。
5~6発くらい撃ったのに、まだ生きているから、最後はチャーリーが寝技で、牛の首を閉めながら、鼻の穴を指で塞いで、終わった…と思ってたんです。
なのに、この牛君がエンディングでまたしても首にギブスみたいなんを巻いて、元気そうな姿を見せた時はワロタ!

ジム・キャリーのコメディには、あんまりハズレがないと思いますが、
この作品の持つ、
人種差別さえ笑い飛ばしているエネルギッシュな痛快さと、出演したすべての人への温かい心遣いが好きです。