映画 エンドレス 繰り返される悪夢 ネタバレ・概要・感想 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

映画 エンドレス 繰り返される悪夢 ネタバレ・概要・感想


映画 エンドレス 繰り返される悪夢 概要


2017年公開の韓国映画
監督・脚本:チョ・ソンホ
タイムループ・スリラー


目覚める度に繰り返す同じ一日の同じ時間帯。
最愛の家族が事故に遭う2時間前からを何度も繰り返す男たち。
愛する人を救うため、運命に抗おうとする二人の男の奮闘を追った。
そのタイムループの行き着く先は?

映画 エンドレス 繰り返される悪夢 ネタバレ・あらすじ

世界的に有名な胸部外科医ジュニョン(キム・ミョンミン)は、
その日、空港から娘との約束の場所へ向かう途中、交通事故現場で亡くなっている娘ウンジョン(チョ・ウニョン)を発見する。
気が動転していると、次の瞬間、
彼は娘の事故2時間前にいた場所(飛行機の機内)で目覚める。
どうにかして事故を阻止しようとするが結果は変わらず、
何度繰り返しても娘が死ぬという地獄のような2時間を繰り返していた。
しかし十数回目のトライを不毛に終えた時、
ジュニョンの前に同じく事故で妻を失い、悪夢のような現実を繰り返している救急隊員の男ミンチョル(ピョン・ヨハン)が現れる。
理由も分からないままに二人の男は、力を合わせて、
互いの最愛の人を救おうとするのだった。

二人が協力してからトライを始めた何度目かの時、ジュニョンの携帯へ何者かから、恨みの籠った電話が掛かってくる。「何をしても無駄だ。どうせあの娘は3年前に死んでいた子だ。」と。
記憶を辿るジュニョンは3年前に、娘が心臓移植で助かった事に思い至る。

一方、その頃、ミンチョルは、この事故は、加害者のタクシーの運転手が、わざと起こしている事に気付く。
ジュニョンとミンチョル、それぞれが追憶する過去は、
ある一人の男と彼の息子が犠牲になった悲しい交通事故へと行きついた。
そうだ!あの時の男こそが、故意に事故を何度も起こしているタクシーの運転手だったのだ。

あの時、事故を目撃しながらも、病院へ2人を運ぶのが遅くなったミンチョル。
病院で、娘の心臓のドナーを待ち望んで待機していたジュニョンの方は、
その時、担ぎ込まれた脳死の少年の心臓を、娘のためにどうしても欲しくて、倫理的に許されざる一線を密かに越えてしまっていた。

3年前に最愛の息子を失った運転手が、その日、偶然、街で道路を渡るウンジョンを目の前にし、お客のミンチョルの妻を乗せたまま、故意にウンジョン目がけてて車を直進させた。
それが事故の真相だったとわかり、又、運転手のこの男も同じ2時間を繰り返しているのだとわかる。
だが…なぜ何度も繰り返すのか?
愛する人を助けて、この悪夢のようなループを終わらせるためには、一体どうするべきないのか?
選択を迫られる2人の男たち。

映画 エンドレス 繰り返される悪夢 感想

う…ん、どうも、この映画、タイムループものがウケるからという安易な理由で、
タイムループを素材にしてササッと短時間で書き上げた脚本で作られた確信的なウケ狙い映画の匂いがする(苦笑)

タイムループの原因と結果、その両方ともが同じく交通事故っていうとこらへんが、ひねりが無さ過ぎではないだろうか?

医学的に考えてだか?神秘的に考えてだか?そのどちらかは忘れたが、
人間の思考の一部は脳ではなくて、心臓で作られるという話も確か、あるには、あった。
それ故、娘に3年前に移植された少年の心臓が、父親が捨て鉢にならずに前向きに生きようとするまでタイムループを繰り返し起こしていたというオチは、まぁ、わからなくはないよ。
けどね、韓国ドラマ・映画界で最早、使い古された感のあるタイムリープの料理の仕方としては、
いささか直球過ぎるように感じた。
同じ理屈でもいいから、それならもうちょっと、その見せ方に工夫が欲しかったと思う。

父親が待ち合わせ場所を変えようと電話で知らせても、頑なに応じない娘ていうのもなぁ…なんだかなぁ~無理やり同じ行動取らせてるみたいでおかしいでしょう。

過去の事故では、何のためにあのタクシーの運転手は、息子を乗せた車で、あんな風に暴走していたのかの説明もまるで無い。

このように脚本に雑さの目立つタイムループものって、わざとらしさばかりが目立ってしまって、
残念ながらお粗末さが漂ってしまう。
☆☆★★★