映画 キャリー (2013年) ネタバレと感想 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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映画 キャリー (2013年) ネタバレと感想

映画 キャリー (2013年)概要

2013年10月18日公開のアメリカ映画。
1974年に発表されたスティーヴン・キングの同名の小説を原案としている3度目の映画化作品である。

映画 キャリー (2013年)ネタバレ

私生児のキャリー・ホワイトは、内向的な性格で、いつもオドオドしていて、ややもするとイジメの標的になりがちな生徒だった。

ある日プールの授業の後シャワーを浴びている最中に初潮を迎えたキャリー。
初潮について、母親から何一つ教えられていなかったために、突然、流れ出した血に驚き、混乱して、
更衣室にいた他の生徒たちに助けを求める。
ところが助けるどころか、生理すら知らなかった事を皆に笑いものにされ、生理用品を投げつけられてしまう。
また、その時虐めたクラスメイトの中で、最もタチの悪いクリスには、
自分の血にまみれたながら助けを求めて泣き叫ぶ様子を、携帯電話で動画撮影されており、後日その動画をネットにUPされるのだった。

体育教師リタ・デジャルダン先生は、そんなキャリーに配慮するあまり、更衣室でキャリーを虐めた女子生徒たちを厳しく指導しようとするのだが、
それが意地悪クリスの逆恨みを買ってしまう。

またキャリーの母親は、犯されて授かった娘キャリーに対して、複雑な想いを抱きながらも愛情を注ごうとしていたのだが、
その愛し方は不器用で、ねじまがった信仰心から、虐待じみた接し方しか出来ないのだった。
そしてキャリーもまた、そんな母を愛しながらも恐れを抱いていた。

拠り所のないキャリーの心の在り様が原因なのかは定かでないが、
心理的に追い詰められた時、キャリーは自身が持つ強烈な超能力をコントロール出来ないでいた。


リタ・デジャルダン先生の配慮により、今週中は体育の授業を休み図書室で自習をするように言われたキャリーは、
全く予備知識のなかった生理についてや、自身の持つ超能力について書かれた書籍を選び、学ぼうとする。

リタ・デジャルダン先生から、キャリーへのイジメを反省しない罰として、
プロム(学年の最後に開かれるフォーマルなダンスパーティー)への出席を禁じられたクリスは、
モンスターペアレントな父親まで担ぎ出して反撃を試みるが、
自身が撮影したイジメ動画が証拠となって、あえなく撃沈。
一緒にイジメていた筈のスーまでもが、自分に非協力的なため、ますますキャリーへの怒りを募らせていった。

スーは、ハンサムな彼氏のトミーと参加するプロムを、誰よりも楽しみにしていた。
それがあっての事か否かは定かではないが、キャリーへのイジメに対して反省の色を示し続けるスー。
そんなスーは、このままトミーとプロムに参加したのでは償いにならないと悩んだ末に、トミーに、
自分ではなくキャリーとカップルになってプロムに行って欲しいと頼む。
トミーは驚いて、拒絶するものの、最終的には、スーの真摯な謝罪の心を受け入れて、キャリーとの参加を承諾するのだった。

それで、トミーは、キャリーに声を掛けて、プロムへの同伴を誘う。
キャリーは、突然舞い込んだ自身の身の丈に合わない美味し過ぎる話を疑い、からかわれるているのだと思って逃げ出す。
しかしリタ・デジャルダン先生に「きっと罠よ。」と怯えながらその事を打ち明けると、
先生は鏡の前にキャリーを連れて行って、彼女の容姿を褒めて勇気づける。

それでも内心では不安を感じていたリタ・デジャルダン先生は、トミーとスーに真意を確かめに行く。
2人と話した結果、悪意ある企みではない事はわかったものの、実行すれば好ましくない事態を招きかねないと考えて、
先生はトミーを止めるのだが、トミーもスーも、先生の言葉に耳を貸さない。

結局、家まで訪ねて来て熱心に頼む彼に心を動かされて、キャリーは、10時半までに帰宅できるならとの条件付きで
パートナーになる事を承諾する。

じんわりと心に喜びを感じて、キャリーは街の洋服屋で、ときめきながら、ドレス用にベビーピンクの美しいシルク生地を買う。

周辺の女子生徒たちはトミーとキャリーの組み合わせを知ると「ありえない。」と噂する。
その後、遅い時間に帰宅すると、過保護な母親に「帰りが遅いので死ぬほど心配した。」と小言を言われる。
そしてキャリーがプロムに誘われた事を話すと、母は猛反対する。
どんなにキャリーが説得しても、断固として参加を許そうとしない母と言い争いになり、
またしてもキャリーの超能力が暴走して、部屋中の家具を持ち上げた後、一瞬で落下させる。

キャリーの超能力を悪魔の呪いだと言う母は、愛しながらも、彼女を恐れていた。
そして、そんな彼女を傷つけたくなくて、常に周囲の人間から隔離しようとするのだ。
けれども、ここへ来て思い通りにならず、プロムへ行くと言い張る娘を悲観して、彼女の行く末を病的に思い詰めて行く。


プロム開催を翌日に控えた夜の事。
クリスは、プロム当日に復讐するために、不良のボーイフレンドたちと一緒に、豚を殺して、その血をバケツに貯める。
一方、プロムへの参加を遠慮する事にして裏方に徹していたスーは、プロムの準備の最中に、ツワリに襲われ、
トミーの子を身籠っている事に気付く。

深夜、プロムの会場に忍び込み、豚の血が入ったバケツをステージの天井にセットするクリスと悪いボーイフレンドたち。

キャリーはというと、その頃、黙々と当日着るドレスを手作りしていた。


いよいよ、プロム当日の開催数時間前となり、誰もかれもが、浮かれ気味に、おめかしに余念がない状態。

ドレスを身に着けて少しメイクを施したキャリーは、とても美しいのに、
母はまだ「胸の谷間が出ている。」などと文句を言うと
「ドレスを焼いてお祈りをしなさい。」やら「病気で行けないと彼に電話しなさい。」などの理不尽な要求をして、
キャリーを困らせていた。
挙句の果ては、自虐を始めてまで、キャリーを引き止めようとした母であったが、
母と娘の間で、そのようなやりとりがあったとは露知らず、とうとう迎えのトミーの車が到着する。
最後まで邪魔をしようとする母を、超能力で、普段お祈り用に使っている小部屋へ閉じ込めて出掛けて行く。

ドキドキしながら会場に入ったキャリーはトミーと共にダンスなどしてプロムを楽しんだ。
今期のプロムのキング&クィーンの投票が始まる陰で、クリスたちの悪巧みもスタンバイに入る。
その合間を縫ってスーに不穏なメールを送るクリス。
そのメールを見たスーは顔色を変えて会場へと向かう。

投票箱の中身は、クリスの協力者の男女によって摩り替えられて、キャリーとトミーのカップルが選ばれる。
その時ちょうど、スーは、なんとか会場に駆け付けたものの、
どのような悪巧みなのかは知らされていなかったので、会場の人々の拍手に包まれながら、
ステージに向かって歩いて行く二人を静観していた。
だが、クリスがステージの天井近くでスタンバっているのを発見したその瞬間、会場にいたリタ・デジャルダン先生に、
キャリーに何かを仕掛けに来たと誤解されて外へと追い出されてしまう。

ステージに上がり、満面の笑みを浮かべて、幸せを噛みしめていたキャリーに突如浴びせかけられた豚の大量の血。
キャリー本人はもちろんの事、大半の参加者は事情を知らず驚くのだが、
ステージの両脇に設えられた大スクリーンに、あの初潮を迎えた日の動画が映し出されると会場からは笑い声が洩れる。
動揺したキャリーがステージから降りた次の瞬間、豚の血が入っていたバケツを縛り付けていたロープが解けてバケツが落下し、
トミーの頭を直撃した。
倒れたトミーにキャリーが駆け寄ると、打ちどころが悪かったようで死んでいた。

あまりの出来事に、歯止めの利かなくなったキャリーの超能力が暴走して、逃げ惑う会場の人々に、次々に襲いかかって行くのだった。
大量の死傷者を出した後、会場は大火事となる。
その大混乱の会場から抜け出したキャリーは、車で彼氏と逃走をはかるクリスを見つけると道路を縦に引き裂いて走行を止める。
仕方なく元来た道を引き返すと、そこに立ちはだかるキャリーがいて、ひき殺そうとした二人を返り討ちに遭わせる。


フラフラで家に帰って来たキャリーは、浴室で血を洗い流した後、母親に抱擁されて、
プロムへ行った事を後悔するが、母親から背中に包丁を突きたてられて、再び超能力で身を守ろうとして、格闘の末、母親を殺してしまう。
そこへ入って来て「力になりたいの。」と言うスーを「何を今更。あなたたちのせいよ。」と拒絶したものの命までは取らない。
そして、キャリーの途方もないパワーで家が崩壊し始めると、キャリーに「逃げよう」と手を差し伸べるスーに、キャリーは、
お腹に宿った赤ちゃんが女の子であると予言して、スーを外へと弾き飛ばした。

跡形もなく崩れ落ち、瓦礫と化した家を見つめながら、スーは、思わず自らのお腹を摩る。


キャリーの死後、超能力者ではあったものの、極普通の女の子の感性を持っていたキャリーの死を悼み、
スーは、キャリーの墓に花を供える。
しかし、その墓には「キャリー・ホワイト、地獄で焼かれろ!」という何者かの血文字の落書きがあった。


大勢の友人をあの日、亡くしたけれど…極限まで追い詰められると人の心は壊れる。
だから、悪いのは自分たちだと、スーは思うのだった。

映画 キャリー (2013年)感想

この映画、色々と述べる点はありますが、
取りあえずは主役のクロエ・グレース・モレッツちゃんが、凄く可愛い。

Youtubeで断片をチラ見したところ、ストーリーの方は、1976年版の映画 キャリーと変わりはないようだけど、
今作はイジメ動画をネットにUPするといった現在らしい要素が盛り込まれており、
また超能力が炸裂するシーンも今時の映像処理技術を駆使していて何倍もパワーアップしている。

ラスト近く、悪役のクリスの最後の死に様が壮絶であった。
顔面がフロントガラスを突き破るって…現実にあんな事あんのかな?

私は、キャリーちゃんよりも、お母さんの方が怖かった!!
若い頃から、性的なものを拒み、清く正しく生きるという事に偏執狂的なお母さんの方が
よほど異常です。

お母さんは、超能力者の存在を認めず悪魔が取付いてると解釈していますが、
そんな事言いだしたら世界中のエスパーが肩身が狭くなっちゃいますよ!!

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