《前回投稿からの続きです》
手術室に向かって私と手を繋ぎ
無言で歩く長女。
ぬいぐるみのもふちゃんを片手に待ち
下を向いたまま🦊
ひと言も発しません。
さっき術後の長男の大号泣を見たから
余計に恐怖心が大きくなったよね💦
今私にできるのは
言葉をかけてあげることだけ。
『大丈夫、◯◯は強い子。大丈夫。』
繋ぐ手にギュッと力が入ります。
手術室に入りました。
先ほどと同じように
優しい笑顔で迎えてくれた
主治医の先生とスタッフのみなさん。
デジャブだ
さっきと全く同じ…
1日に2回子どもと手を繋いで
手術室まで歩く経験。
この先もう2度とないであろうこの経験。
必死で恐怖と戦っている幼い2人の子たち。
この姿を絶対に何かのカタチで残したい。
ブログに綴る!!と決めました。
先生やスタッフのみなさんは
つい先ほど長男の手術終えたばかり。
お疲れのはずなのに、なんて優しい笑顔🥹
この病院にして本当によかった🏥
笑顔って、こんなにも人を安心させる
ものなんだ……すごい。
笑顔のチカラをこんなにも感じたこと
あったでしょうか。
わたしもこんな温かい笑顔の人でありたい。
強く、強く思いました。
優しい先生とスタッフの方に囲まれて
全身麻酔が始まります。
長男と同じように
怖すぎてベットに横になれない長女。
小さな小さな声で
『こわい…』
目には涙が潤んで震えています。
そりゃそうだよね🥺
長男と同じく私のお膝に座ります。
手にはしっかりキツネのぬいぐるみの
もふちゃんを握りしめて🦊
先ほどの優しい麻酔科の女医さんが
バニラやイチゴの香りを匂わせてくれて🍓
徐々に全身麻酔のマスクを近づけます。
『鼻で息すると臭いから口で吸ってね』
『スー、ハー、スー、ハー』
先生と一緒に私も声かけします。
『そう。上手だよー。』
臭いとも言わず静かに呼吸を繰り返す長女。
怖いはずなのに落ち着いていて…立派でした。
長男の時と同じように徐々に朦朧としてきて
意識がなくなったタイミングで先生が
長女を抱き抱えベッドに寝かせてくれます。
2回目のこの流れ…おこがましくも
わたしも子どもを応援する1人として
一瞬、先生たちチームの一員に
なれたような気がしました。
私はここでお別れ。
先ほどと同じように
後ろ髪ひかれながら手術室を後にします。
もふちゃんと一緒に帰っていると
スタッフの方の優しい配慮で
手術室で娘のそばに置いてくれることに🥹🦊
『お母さんは大丈夫ですか?』
と声をかけていただいてその優しさに涙が。
長男のところへ戻ります。
目が覚めると痛くて泣き叫び
また眠りにつく…を繰り返していました。
とても辛そうです🥲
変われるものなら変わってあげたい。
でも、見守ることしかできません。
2時間ほど経ったでしょうか。
長女の手術が終わったと看護師さんに言われ
手術室に向かいます。
麻酔が覚めてベッドに横になっている長女。
横にはモフちゃんが🦊
意識が朦朧としているのと、痛みで声が出せず
ただ私を見つめるだけ。
『よくがんばったね。えらかったよ。
終わったからね。』
長女の手に巻かれた包帯には
看護師さんが書いてくれた
長女の大好きなキツネちゃんのイラストが🦊
見た瞬間、感動で心が震えました🥹
なんて、なんて優しい心遣いなんだろう。
張り詰めていた気持ちが緩んで
やっとほっとしました。
病室に戻ってほどなく寝ついていた長女。
目を覚ます度に痛みで泣き叫びとても辛そう。
我慢強い長女です。
よっぽど痛いんだよね…
変わってあげられないことがもどかしい。
その横で、落ち着いてきた長男は
DVDを見れるほど回復してました😳
こんな短時間でここまで回復するなんて。
子どもの回復力ってすごい!!!
長女も時間とともに落ち着き
徐々に話せるように。
術後、何度も病室に様子を見にきてくれる
とっても優しい主治医の先生。
先生って、話しにくいイメージだったけど
こんなに優しい先生っているんだ…
子どもたちは怖がって見なかったけど
切除した扁桃腺やアデノイドも
見せてもらいました。
大きさにびっくり🫢!!
手術日は絶食なので、水分だけとります。
19時には2人とも就寝しました😪
ほんとうにお疲れさま。
よくがんばったね。
薄暗い部屋で寝ついた2人を見て大きな安堵感。
そしてドッと感じる、とてつもない疲労感。
このまま寝込みそう。
乗り切った………
子どもたちも私も。
とても濃く、とても長かった一日。
無事に終わった。
感謝の気持ちが溢れました♡
《次回投稿に続きます》