令和6石鎚山お山開き大祭
いよいよ石鎚山「動」なる時
昨年に続き土砂降りの中で御山開き大祭は斎行された。
この石鎚山御山開大祭は石鎚信仰の長い歴史を見ても石鎚信仰を象徴する大祭で
あり、全国から集まってくる信徒を見ていると古くから同じように続くこの大祭に参加で
きて本当に良かったと思える、今大祭も感謝と祈りの気持ちを持って御神像奉持に参
加した。
昨年は大雨警報が発令された中での大祭初日であったが今年は昨年以上の土砂降
りの雨、しかし我々御神像奉持をする信徒にとっては、こんな雨も石鎚山の御神酒と
しか思っていないm( _ _ )m
1・2・3の鎖場の掛け上がりは滑りまくり、さすがに危険を感じる場面も再々あったが
今日に限っては男のみのお山という事で少々荒々しい場面も全て良し、全員怪我も
無く全ての御神像は頂上社へ著御された事は何よりであった。
この石鎚山御山開大祭、霊気満ちる御山の空気を最大に感じとれる時であり、特に
この初日祭を終え思う事は「やはり石鎚山はすばらしい」という事であり、たったこれ
だけの言葉に今までの全ての旅の経験と想いが込められているという事である。
「石鎚山」他に何もない ! !
そして既にスプ濡れ
出御祭前の見返り遥拝殿
石鎚山は見えない
この一年間の様々な旅の一面が思い出される
そして各地の先人の想いも背負っている
そして既に土砂降りの雨
6時半、御神像成就社出御祭が始まる
いよいよ石鎚山「動」なる時である
御神像を交代で背負って山頂を目指す
夜明峠を行く1番の奉仕団
先達一番会符
ここから先は特に気合が入る
そしてもはやここまで来れば皆笑顔でしかない
もはやニの鎖は滝のようだった
そんな中、皆でロープを上げ鎖掛けが行われる
滑りまくりで御神像は掛け上がって行った
登拝道はもはや沢と化している
最後の三の鎖
御神像を背負う先達
そして御神像は無事に頂上社へ著御した
御神像拝戴には皆力が入る
強風に横殴りの雨、何と素晴らしい経験だろうか
どのような環境であれ今日ここに居る事に意味がある
そして石鎚山お山開き大祭の始まりである
「やはり石鎚山はすばらしい」
m( _ _ )m
旅する石鎚信仰者