2019年7月 石鎚神社特別会符 | 旅する石鎚信仰者

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やはり石鎚山は素晴らしい。

石鎚神社特別会符(黒会符)

この会符は今から100年以上前の大正4年に100枚だけ発行された会符である。

そして令和元年お山開き大祭期間中に2枚の新しい特別会符と出会ったm( _  _ )m

これで自分が持っている特別会符以外では4枚見た事になり、前回の特別会符を見た

時から特別会符には前期と後期の2種類の形があると確信していた。

違いは、前期は縦24cm横10cmに対して後期は縦23cm横9cmであり、後期の会符に

全体に膨らみがある、僕が保持する特別会符は60番台で膨らみのあるタイプであ

るがこの区別が今回見た2枚の特別会符の内1枚で、完全にこの持論が崩れた。

今回見た特別会符の1枚は僕の特別会符よりずっと後の番号(90番台)にもかかわら

先でいう前期の膨らみの無い形をしていたからだ。

更に、先に記した前期型の会符は、本体の大きさも一定でない事も今回の特別会符

から判明した、何より通りすがりで拝見したという事もあり正確な大きさは分からない

画像を編集していて判明した事であり、具体的な大きさの違いは分からない。

更に今回見た会符を含めて特別会符表の「石鎚神社」の彫った文字はすべて違う人

より彫られていることも分かる。

どうも、このように個々の特別会符にばらつきがある現象は、会符の作られた時期や

順番というよりも石鎚山旧跡三十六王子社の旧石標調査の時と同様に、あまり難しく

考えず、単純に「その会符を作った人の違い」と言うほうが正確な答えかもしれない。

そんな事から今後は、この特別会符の調査に関しては細かい所は気にせずどれだけ

の特別会符の存在を確認する事ができるのか?と言うことにしたいが、これは石鎚山

でたまたま出会うか、どこかの石鎚神社に祭られているのを見つけるかしかないので

完全に御縁としか言いようがなく、今までに4枚見れただけでも奇跡的と思っている。

と言うことで今回見た特別会符を公開するが、1枚は了解を得ている、そしてもう1枚は

個別の部分は公開しないと言う事と、後世へ残すべき石鎚信仰の大切な歴史と言う事

で御了承願いたく、ここに公開してみるm( _  _ )m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが新しく出会った特別会符

この会符を見つけるには大祭期間中の石鎚山が有力であるが

100年以上前に100枚だけ発行された物であり

現在どれだけ存在しているのか?

見える所に持っているとも限らずたった10日間に

この会符を見つけるのは至難の業であり、これは御縁である

 

番号は「特別第ニ十 * 号」

 

もう1枚の新しい特別会符

ぱっと見ただけで先の会符と全然違う

 

番号は「特別第九十 * 號」

 

裏表を並べてみた

この特別会符は5代に渡り受け継がれている

名義変更されているがまだ旧書体が混じっている

 

もう1枚の特別会符も同じ大分県

 

今回の2つの特別会符を並べてみた

どちらも名義変更され塗りなおしされている

横幅は揃えているのだが2cmほどは長さが違うだろうか

そして文字を彫った人も違うし左は塗料で右は金箔である

 

裏面も書き換えた人の違いでこのようになるのだと思う

ちなみに僕のは「特別第六 *」と記されている

「やはり石鎚信仰はすばらしい」

m( _ _ )m

 

 

 

 

 

 

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