2018年10月 高知市 土佐山東川 大滝山の石鎚山 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。

 

高知市土佐山東川に石鎚山がある。

この石鎚山は子石鎚山と記され東川から大滝山 (835m) に至る登山道の途中にある。

この大滝山は有名なことから石鎚山があることも知られているが問題はどこの石鎚山

なのか?そしてこの石鎚山に石鎚蔵王大権現が祭られているとネット上に記されてい

るが、画像がなくこれが本当なのか確かめに行ってみた。

大滝山へは麓にあるオーベルジュ土佐山から登るのが普通であるが、標高差が結構

あるようなので今回は標高差の少ない大滝山北側の「ふるさと林道工石山線」登山口

から石鎚山を目指した。

そして上の登山口から大滝山経由で石鎚山まで約40分で到着、尾根上に突きあがる

ようにある石鎚山山頂には石の祠が組まれ、ほぼ南向きに鎮座している。

ここには「子石鎚山 標高741m」と記された看板があるが、祠には何も文字は無く石碑

もない、他に何も情報がないがここが石鎚山である事は間違いないようである。

そして祠の中には安置される像は蔵王権現ではなく僕にはどちら様か分からなかった

唯一石鎚山と確信できるのは、祠の片隅にある割れた玉持ちの御神像が確認できた

だけで、鏡持ちの御神像と剣持ちの御神像は周囲を探したが見つからなかった。

そして石鎚山の場所が確認できたので大滝山にある「第4魚売見石見晴台」から尾根

全体を見下ろしてみると、石鎚山西側にある中切集落の石鎚山である可能性が高い

中切集落からも東の尾根上に石鎚山が拝せる位置であり石鎚山への登山口もある

から、他には考えられないほどの位置関係であるがこれは僕の推測である。

感じからして今は管理されている様子もなく子石鎚山という名だけが残っているようで

あるが、やはりこの場にきて思うことは先人の強い思いが伝わってくる事である。

そして自分の知っているすべての祝詞を奏上しこの場を後にしたわけであるが最後に

思うことは「やはり石鎚山はすばらしい~」という事である。
 

 

 

 

 

 

土佐山東川の石鎚山はここにある

 

土佐山中切集落から見上げる石鎚山

中央の出っ張りである ! !

 

そしてここが上の登山口

右に入ってすぐの所にある

 

大滝山まで直登り

 

大滝山山頂まで15分ほど

 

南側は開けていて太平洋まで見える

そしてここから急降下する

 

すぐに「第4魚売石見晴台」の看板

大岩があり正面が開けている

 

正面中央の尖った山が石鎚山

 

左が石鎚山で右下が中切集落

こうやって見ると中切集落の石鎚山と考えるのが普通だろう

 

急降下の途中で鎖場登場

 

第3猿討ちとある

 

ここも岩があり南国方向が開けている

 

ここから緩い上り下りの尾根道が続き

 

細い岩尾根になっていると近い

 

正面に小山が見え鎖が出てくるとこの上が石鎚山

 

ガリガリの岩山でもなくこんもりとした石鎚山

 

山頂には石の祠が南向きに祭られている

そして一切の彫り文字は無い

 

看板には「子石鎚山 741m」とある ! !

 

祠の奥に鎮座しているのは・・・

左には割れた玉持ちの御神像が ! !

 

取り出してみたが僕にはどちら様が分からない (>_<) ! !

蔵王大権現には見えないのだが ・ ・ ・

 

祠の後ろにある大木がひじょうに印象的である

「やはり石鎚信仰はすばらしい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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