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大分県臼杵市に鎮南山(536.4m)がある、ここから北へ尾根続きの所に塔ノ尾という頂
があり、ここに石鎚神社が祭られてある。
今回は鎮南山山頂すぐ近くにある山庵寺まで山南林道を車で登り、ここから徒歩で
石鎚神社がある塔ノ尾を目指した。
山庵寺から塔ノ尾まで歩いて20分、塔ノ尾には正面に2つの祠、後ろに1つの祠があり
正面右側が石鎚神社の祠であった。
ここは素晴らしい環境にあり、何より景色が素晴らしい、そして石鎚神社の祠は正確
に遥か彼方の石鎚山の方向を向いていた。
217号線の臼津峠から山南林道で
山庵寺まで約30分 道は舗装されている
鎮南山 山庵寺に到着
山庵寺 御本尊は聖観世音菩薩
お寺の由緒だけでここに石鎚の文字は無かった
この案内図には塔ノ尾に石鎚神社が記され
山庵寺から塔ノ尾まで20分とある
山庵寺の入り口左に続く道が塔ノ尾への道
よく整備され感じのいい登山道
まず迷うことはない道
文字がプレスされた看板が要所にある
塔ノ尾手前の迫立つ大岩上部には不動明王
山庵寺から約20分で塔ノ尾
山頂入口に灯篭があり「石鎚神社」とある ! !
これが鎮南山塔ノ尾の石鎚神社
臼杵と備後水道が見渡せる
右側の祠が石鎚神社
裏側に「平成19年7月吉日」とある
すばらしい景色の中にある
屋根には石の印
扉にも石の印
祠の状態は良く、しっかりとした造り
そして隙間から中を見ると
全高50cmはある石鎚蔵王大権現
左側の祠は扉も開かないしどちら様か分からない
予想では不動明王か山の神とは思うが・・・
そして後ろにも祠があるが
こちらもどちら様か分からない
そして祠の正面遥か彼方には石鎚山
澄んだ日に実際に見えるのかどうかは分からないが
先人の思いが強く伝わってくるようだ
佐伯市長谷の城村石鎚山へ
何も情報が無く登山口もはっきりしない石鎚山、現地へ行ってみると新熊野神社の
本堂裏に鎖場を発見、急斜面を登りつめると尾根道となり、登山口から約30分程で
正面に石垣が現れる、ここが城村石鎚山である。
この石垣を右に回り込むと大岩に鎖が掛けられ上部にコンクリート製の祠が祭られて
あった、中には石鎚蔵王大権現、不動明王の石仏そして3寸の石鎚大神も祭られ鎖
元には役行者の石仏も祭られてあった。
まさしく石鎚山ある ! ! ここは何も情報が無かっただけに鎖場と役行者像の発見には
感動した、そしてまったく管理されていない様子でもなく今も地元の方々によって見守られている様子であった。
石鎚山への登山口は佐伯市長谷6931
にある新熊野神社にある
ここが新熊野神社
入口に石碑があり「城村石鎚山」とある ! !
新熊野神社境内に石鎚山を示すものは何もない
本堂の山側奥に入っていくと鎖場を発見
感じからして誰も入った様子もない
はっきり言って鎖が無ければ登れないほどずりずり斜面
最初の内は踏み跡は薄いが尾根道ははっきりしている
30分ほど登ると石垣の上に祠がある
石垣の手前を右に回り込むと
大岩の前に石仏と灯篭があり
ここが城村石鎚山である
弘法大師のように見えるのだが
役行者の石仏
台座には「明治十二年」
大岩には鎖が掛けられている
この鎖を見て石鎚山と分かる人が
現在どれほど居るのか?
先人の強い思いが伝わってくる光景だ
この地で石鎚信仰の発展が伺える
鎖を登り詰めると正面に祠があり側面には
「昭和二十四年」と彫られてあるが
実際には石仏と同じく明治時代から祭られていると思う
石鎚蔵王大権現
不動明王の石仏
そして中央には石鎚大神が祭られてあった
「やはりどこの石鎚信仰もすばらしい」
旅する石鎚信仰者