日本三大饅頭大手まんぢゅう
この大手まんぢゅうが石鎚信仰と関係しているので紹介してみる(^_^)。
岡山市北区京橋町にある大手まんぢゅう、創業者である「伊部屋永吉」この名を僕が
確認しただけで3ヶ所ある、すべて石鎚山に関係した所で石鎚神社本社の祖霊殿前の
石鎚山大権現常夜灯・祖霊殿横にある旧石鎚山登拝口前の常夜灯・西条市朔日市
にある石鎚常夜灯であり、すべてが立派な常夜灯で現在でもはっきりと大きく名前が
残ってある ! ! おそらくこの3ヶ所ともこの方が建立した物と思われるが、今となっては
どんな人物かも調べる手段は無いと思いつつ、調べてみると大手まんぢゅう創業者の
方の名であったという事、そして大手まんぢゅうHPには下記のようにある。
「大手饅頭は天保八年(1837年)弊店の初代伊部屋永吉が、いまの営業地京橋
町で創業しましたが、当時の備前藩主池田侯から特に寵愛を受け御茶会の席に
は必ず伊部焼の茶器とともに愛用されてきました。大手饅頭の名称は、当店が
岡山城大手門の附近にあったため藩侯からいただいたと伝えられております。」
という立派なおまんぢゅうである ! ! まぁこの伊部屋永吉さんが石鎚山を信仰していな
ければこのような場所に現在まで名前が刻まれる事もなかった訳であるが、この大手
まんぢゅうの店舗に何か石鎚山のヒントが今も残ってはなかろうかと思い、岡山にある
大手まんぢゅう本店へ行ってみた ! ! そして風格ある店舗であるが石鎚山に関係する
ものはなにもなかった (>_<) ! !
結局、ここまでおまんぢゅうを買いに来た、という事であるが、石鎚神社本社祖霊殿前
という一番目立つ場所で左右正面に大きく記された「大手」と言う文字 ! !
元治元年(1864)に建立され明治の神仏分離、そして廃仏毀釈を逃れ、今までこの地で
151年間ずっと記されてきた文字は、おまんぢゅうの名である訳だが考えようによって
はこれだけの物を建てたおまんぢゅうの味が、今も変わる事無く、味わえるという風に
考えると感無量である。
石鎚神社本社にある祖霊殿
ここは石鎚神社となる前は石鉄山別当前神寺の本堂であり
石鎚大権現堂であった建物である
この前にある1対の常夜灯からこの旅は始まった
この常夜灯のいちばん目立つ正面下部には「大手」
この大手がお饅頭の名と誰が想像するだろうか?
側面には建立者の名「伊部屋永吉」
この方は現在日本三大饅頭の1つである
大手まんぢゅうの創業者の方である
祖霊殿横にある旧石鎚山登拝口
この登拝口の前には石鉄山と彫られた1対の常夜灯がある
この立派な常夜灯の下部にも「伊部屋永吉」
そして西条市朔日市にある石鎚常夜灯
西条で有名な常夜灯であるが台座には同じく
「伊部屋永吉」と彫られてある
おそらく当時は岡山からここに上陸していたのだろう
ここが岡山市の大手まんじゅう本店
「株式会社大手まんぢゅう伊部屋」とある
店内は老舗の風格あるたたずまい
隅から隅まで見渡したが石鎚山に関係したものは無かった
大手まんぢゅうは4個入りから売られていた
現在まで石鎚神社にこのような形で名を
残すと当時、誰が想像しただろうか?
気になるお味は・・・
まぁ何個でも食べれる味という事だけ記しておこう (^_^)。
そしてこのおまんぢゅうがあの立派な石鎚山常夜灯を
建てた事を現在どれだけの人が知っているのだろうか?
「やはり石鎚信仰はすばらしい」
旅する石鎚信仰者