出羽三山神社の樹齢1千年の爺(じじ)杉とその奥の修理中の国宝五重塔
「日々勉強！結果に責任！」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員 赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。
本年は、癸卯年。「国難を乗り越え、“跳躍”の年に」したいと存じます。
7月31日(月)と8月1日(火)は、山形県鶴岡市に出張。日本遺産を視察しました。
1日目は、日本遺産「「サムライゆかりのシルク 〜日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ」を視察。詳細はブログをご覧下さい。
【山形】日本遺産 鶴岡サムライシルク視察 | 赤池誠章ブログ
2日目8月1日(火)は、日本遺産「自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』～樹齢300年を超える杉並木につつまれた2,446段の石段から始まる出羽三山～」を視察しました。
日本遺産 出羽三山 生まれかわりの旅 公式WEBサイト (nihonisan-dewasanzan.jp)
◎出羽三山は、過去現在未来
蜂子皇子御陵
出羽三山は、山形県の中央にそびえる羽黒山（414m）・月山1,984m）・湯殿山（1,500m）の総称であり、月山を主峰とし羽黒山と湯殿山が連なる優美な稜線を誇り、庄内平野にと繋がっています。
約1,400年前、第32代崇峻天皇の蜂子皇子が開山したと言われる羽黒山は日本有数の修験道の聖地です。修験道とは自然信仰に仏教や密教が混じり生まれた日本独特の山岳信仰であり、現在も修験者が国内外に多数います。
出羽三山神社の境内地には、蜂子皇子の御陵があり、謹んで参拝致しました。
羽黒修験道では、羽黒山は現在の幸せを祈る山（現在）、月山は死後の安楽と往生を祈る山（過去）、湯殿山は生まれかわりを祈る山（未来）と見立てられ、生きながら若々しい生命をよみがえらせることができるというその信仰は、江戸時代に庶民の間で現在・過去・未来を巡る『生まれかわりの旅』（羽黒修験道では「三関三渡の旅」）となって広がったと言います。
羽黒山は、蜂子皇子が現在の世を生きる人々を救う仏（聖観世音菩薩）を祀ったと伝わり、出羽三山の中で最も低く村里に近い、人々の現世利益を叶える山であったことから「現在の世を表す山」と言われます。
◎いでは文化会館
いでは文化会館で修理中の国宝五重塔の杮葺の説明を受ける
羽黒山の入り口、随神門から入り、まずいでは文化会館において、皆川治鶴岡市長らから説明を受けました。
2,446段の石段
そこから山頂までの約2kmの参道は、日本屈指の段数を誇る2,446段の石段と両側に高さと太さを競うように立つ樹齢300～500年の杉並木が続いていました。
出羽三山神社の吉住登志喜三治の案内で、石段の参道を進むとまず、開山当時から人々を見守り続ける樹齢1,000年を超える爺(じじ)スギと、色彩を施さない素木造りの国宝五重塔が現れます。現在、国、県、市の支援と一般の方々の寄進を受けて、修繕中です。
羽黒山の山頂にある三神合祭殿は、豪雪にも負けぬよう厚さ2.1ｍの茅葺屋根を持ち、羽黒山の祭神とともに、雪が深く冬期間の参拝ができない月山と湯殿山の祭神を合祀しています。ここも現在修理中です。
人々はここで、国家安寧、五穀豊穣、諸願成就などの現在の世での願いを託すとともに『生まれかわりの旅』の成就を願い、月山、湯殿山を遥拝し、そしてそれを目指して旅を続ける言います。
今年は、月山卯年御縁年です。欽明八丁卯年（547年）に月山権現が出現したことから、月山は卯歳を縁年としています。卯歳には月山大神様の御力が最も高まるとされ、この歳にお参りを果たすと12年分の御利益を得られるとも伝えられています。
多くの方々が参拝していました。
伊藤新吉 羽黒山参籠所料理長とともに
その後、境内地にある斎館の参籠所において、出羽三山で採れた山菜を中心とした本格的な精進料理を頂きました。
必要な食材を山の恵みとして採集し、食材の乏しい厳しい冬を乗り越えるために、あく抜きや水煮といった時間と手間のかかる調理方法や保存技術が編み出された。出羽三山に参拝する者は、精進料理をいただいて身を清め、山へ向かう準備を整えると聞きました。
出羽三山精進料理
『生まれかわりの旅』を多くの方々に体感してほしいと思います。
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◎災害情報と支援
気象庁の防災情報です。
全社協の災害ボランティアの募集情報です。
日本赤十字社の義援金募集情報です。
http://www.jrc.or.jp/contribution/
災害が各地で頻発する中で、災害復興のために、観光支援を行っています。
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