「日々勉強!結果に責任!」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員 赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。
本年は、癸卯年。「国難を乗り越え、“跳躍”の年に」したいと存じます。
7月31日㈪から8月1日㈫、山形県第二の都市、人口10万人の日本海側にある鶴岡市を視察しています。
まず1日目は、文化庁が認定している日本遺産「サムライゆかりのシルク 〜日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ」を視察しました。
山形県鶴岡市を中心とする庄内地域は、明治新政府と戦った旧庄内藩士約3千人が、刀を鍬に持ち替えて開拓した松ヶ岡開墾場があります。出羽三山を望む地域です。
庄内藩は、NHK大河ドラマ「どうする家康」の徳川四天王の一人、エビすくいの踊りでも有名になった酒井忠次の3代目忠勝が入部し、それ以来酒井家は現在19代目のご当主まで続いています。
この開墾によって、311haの桑園となり、日本最大の蚕室群が造られ、国内最北限の絹産地として発達しました。そして、それは過去の遺産というわけではなく、今でも養蚕から絹織物まで一貫工程が残る国内唯一の絹の地となっています。
◎松ヶ岡本陣
開墾場の中には、管理事務所として、松ヶ岡本陣が移築されていました。
同建物は、茅葺き、檜造り平屋建てで、庄内藩第3代酒井忠勝が元和8(1622)年庄内入部の際、居城鶴岡城の整備のため仮殿「高畑御殿」を建てたものを、その後江戸への参勤交代の「御茶屋」または「藤島本陣」と称して休憩所として移築し、これを明治維新後に松ヶ岡開墾創業に際して再移築し、「松ヶ岡本陣」(管理事務所)となり、今は地域の集会所なり、公開されていました。
入口には、「気節凌霜天地知」の書が掲げられていました。これは「困難辛苦に遭遇した場合それを凌ぎぬく強い心(気節)を以て取り組めば天地の神も之を知り応えてくれる」といういましめ(箴)であり、旧庄内藩に寛大な対応をした西郷隆盛が送ったものてす。大陸の元時代の王盤(おうばん)の七言律詩、題「文天祥を哭(こく)す」から採ったものです。これを服膺して道義の実行(節義)恥をしること(廉恥)この二つを振るいおこそうという松ヶ岡の精神文化となり、松ヶ岡綱領としてまとめられ、現在でも毎年4月7日には、地域の方々が集まり、唱和していると聞きました。今でも、サムライの開拓魂が受け継がれていました。
◎巨大な蚕室群と絹の一貫生産
シルクミライ館で
松ヶ岡開墾場には、巨大蚕室群が現存しています。
1番蚕室は、松ヶ岡開墾記念館として資料展示されていました。ちょうど西郷隆盛の繋がりが今にも続く鹿児島県から小中高校生が勉強に来ていました。
2番蚕室は、休憩所とギャラリー、3番蚕室は、おカイコさまの蔵として、実際に6月と9月に蚕が飼育されているとのこと。4番蚕室は、シルクミライ館として、絹から製品となるまての工程が解説され、実際に新たな絹製品が販売されていました。絹と言っても、これほどの種類があるのかと驚きました。
さらに、松ヶ岡開墾場に隣接して、現在7haの葡萄畑が新たに作られ、ワインが醸造され、レストランが開設されて、賑わっていました。
実は、山梨県産の甲州ぶどうが、ここ鶴岡では江戸時代から栽培されており、その甲州ぶどうを原料に白ワインが製造されており、G7広島サミットでも各国首脳に、甲州ワインとともに、鶴岡甲州ワインも振る舞われたとのことでした。
◎関係者と意見交換
関係者と意見交換しましたが、先人から引き継いだ文化を守るためには、その精神文化に基づいて、現代に通用する製品やサービスを産み出し続ける必要があるという力強い言葉を頂きました。また、国は規制ばかりてはなく、もっと知恵を出すべきだという率直な声もありました。
◎鶴ヶ岡城跡には致道博物館
その後、鶴ヶ岡城内にある致道博物館を視察しました。名称は旧庄内藩の藩校「致道館」に由来し、同藩校で使用されていた文物や用具に加え、庄内地方の民俗資料が収蔵・展示されていました。
酒井家18代当主にご案内を頂きました。本当に有難うございました。
わが国の地方には、本当に豊かな精神文化とそれに基づく産業と暮らしが生き生きとあり続けることを実感しました。
多くの方々に、訪れてほしいと思います。
そして、視察を受け入れてくれた関係者に深謝申し上げます。
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◎災害情報と支援
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全社協の災害ボランティアの募集情報です。
日本赤十字社の義援金募集情報です。
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