創立60年を迎えた京近美の歴代企画展示のポスターの前で
「日々勉強!結果に責任!」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員 赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。
本年は、癸卯年。「国難を乗り越え、“跳躍”の年に」したいと存じます。
今年3月、憲政史上初、文化庁が京都移転しました。その状況を確認すべく、私が筆頭理事を務める参議院文教科学委員会(高橋克法委員長)では、京都に委員派遣を行いました。
1日目7月4日(火)は、文化庁の京都庁舎、修理中の国宝二条城、京博(京都国立博物館)と施設内にある文化財保存修理所を視察しました。
https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12810749851.html
2日目7月5日(水)は、京近美(国立京都近代美術館)と修理中の国宝大徳寺の視察でした。
◎創立60年の京近美
ポスター展示に見入る=魅入られる
京近美は、創立60年。その間の企画展示のポスターが展示されていました。時代の変遷を感じさせないポスターだけでも、芸術作品です。
その後、地下の保存所を視察。芸術作品を適切に保管するために、気温21度、湿度が日本関係作品56%、西洋関係作品53%と正確に定められていました。その作品の素材に合わせた保管環境を整えているとのことでした。
京近美も、作品の保管場所が手狭となっており、外部3か所を借りているとのこと。現存施設を拡充したくとも、周辺環境から簡単に増築できないとのこと。地下空間を拡充するしかないとのこと。どちらにしても、予算がかかるわけで、喫緊の課題です。
◎国宝大徳寺の大修理
屋根瓦を取り去り、骨格のみの大徳寺方丈
その後、大徳寺の修理中の方丈を視察しました。大徳寺は、鎌倉時代創建の禅宗の古刹です。室町時代の応仁の乱で荒廃したのを一休宗純が再建し、戦国時代は織田信長の葬儀が開催されたり、千利休が同寺山門(金毛閣)を再建寄進し、それに感謝すべく同寺が利休の木造を山門二階に安置したところ、太閤秀吉の逆鱗に触れ、利休切腹の一因にもなったという歴史の舞台になった場所でもあります。
修理中の方丈は、400年年前の江戸初期寛永年間の建物であり、昭和初期に続いて、2回目の大修理となります。今回の大修理中に、寛永年間の大工のノミや畳床が発見されたりしていました。剥き出しとなった柱や梁をよく観ると、黒くなっているのが寛永の創建時のもの、少し黒くなった橙色は昭和初期の修理のもの、真っ白な木が今回の修理のものだということが、はっきり分かりました。明治以降の修理では、柱や梁に年号を入れるようにしているとのことで、前回の昭和初期の修理の柱類には、「昭和七年」と焼き印が押されていました。
京都は、神社仏閣の修理が多いので、府の公務員として、宮大工の専門家が雇用されているとのことでした。
今回の修理の総事業費は10億円で、半分が国の補助です。年数は7年間でちょうど折り返しだと聞きました。
大徳寺の総門前で
文化財は、どのような環境でも、それを残し、後世に伝えようとする先人の意志と知恵、努力の賜物であることが、改めて実感しました。
引続き芸術文化や文化財の保存と活用の好循環に向けて、全力を尽くします。
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◎災害支援
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