3人で一体の文楽人形を動かす(自民党本部で)
動画はこちらhttps://www.instagram.com/reel/Cj6TS85O7h6/?igshid=MDJmNzVkMjY=
「日々勉強!結果に責任!」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池誠章(まさあき・比例代表全国区)です。
参加した国会議員
10月19日(水)、自民党本部において、党文化立国調査会(山谷えり子会長)において、伝統芸能文化講座「文楽(人形浄瑠璃)」を開催しました。文楽はユネスコ世界無形文化遺産となっており、人間国宝で人形使いの桐竹勘十郎氏、同弟子の桐竹勘次郎氏、国立劇場文楽研修第26期生の桐竹勘昇氏にお越し頂きました。
同講座は、私が文部科学部会長時代に、国立劇場養成所を支援しようと始めたもので、5年目となります。
・令和3年歌舞伎名題役者 中村橋吾の歌舞伎体操 | 赤池誠章ブログ
・令和2年文化講座「太神楽(だいかぐら)」 | 赤池誠章オブログ
・令和元年文化講座 歌舞伎音楽・竹本 人間国宝・竹本葵太夫氏ら実演 | 赤池誠章ブログ
・平成30年能の囃子の実演と展示会 | 赤池誠章ブロ
国立劇場には、伝統芸能養成所があり、一般の若手を毎年募集しており、現在文楽84名中47名(56%)、歌舞伎俳優299名中98名(33%)、歌舞伎音楽竹本34名中30名(88%)、鳴物40名中15名(38%)、長唄46名中11名(24%)、能楽380名中29名(8%)、寄席囃子29名中27名(93%)、太神楽23名中10名(44%)が出身者です。伝統芸能は、国立劇場養成所がなければなりたたなくなっています。
今年度は、文楽、歌舞伎、能楽の3分野の若手を募集中です。
研修生募集 | 独立行政法人 日本芸術文化振興会 (jac.go.jp)
1人で一体の人形を動かす
桐竹勘十郎氏は、2代桐竹勘十郎氏の長男として大阪で生まれ、当時は国立文楽劇場も養成所もなく、担い手不足から、中学生の時に関係者の子息の一人として、文楽公演を手伝うようになったと言います。公演の手伝いをする中で、文楽の面白みを感じるようになり、14歳の時に文楽協会人形使いの研究生となります。今でもそうだとのことですが、人形使いは、まずは足使いから始め、次に左手使い、そして最後に右手と頭使いになるとのことです。足使いが人形使いの基本であり、体力的にもきつく、最低10年の修行が必要になるとのことです。勘十郎氏は、14歳で入門以来30歳まで16年間足使いをしたと聞きました。そのことが、現在の活躍に繋がってとのことでした。
文楽人形は、1人で操作することから始まり、現在のように3人で1体を使うようになりました。実際に操作してもらいましたが、1人操作では表現が限定的であり、3人で操作すると人形がまさに活き活きと演じ始めます。男役は直線的に、女役は八の字を描くように円形に動かすこと、視線と手足の動き等、実演をして頂きました。
間近に文楽を見て、わが国の伝統芸能の奥深さと素晴らしさを実感しました。世界に誇るわが国の伝統芸能を継承し発展させていくために、担い手として、国立劇場養成所に挑戦してほしいと思います。
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