最高裁判所裁判官国民審査も同時実施　信任は無印／不信任は×印を

最高裁判所　裁判官　国民審査　(出所：総務省)

投票所に行くと、3票目がこれです。

「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強！結果に責任！」をモットーとする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

昨年来のコロナ禍について、ワクチン接種の2回接種が67.4％と全人口の3分の2以上と順調に進み、感染者数や重症患者数(294人前日比-18人)が減少し続けています。海外では「驚くべき成功例」(英国ガーディアン紙)と評価されています。その理由は、ワクチン接種とマスク着用、季節要因、医療体制充実にあると言われています。今冬の「第六波」に備え、引き続き社会経済活動と感染症対策の両立をお願いしたいと思います。

◎最高裁判所裁判官国民審査が同時実施

10月19日(火)、第49回衆議院議員総選挙が公示されました。私も初日に東京都心を選挙区とする同志の応援に駆け回りました。

衆議院総選挙と同時に、最高裁判所裁判官国民審査も実施されます。

投票所に行くと、3票あることになります。1票目が小選挙区の候補者名を記入して投票し、2票目が政党名を記入して投票、そして、3票目が最高裁判所裁判官の名前がついた一覧表に、信任の場合は「無印」、不信任の場合は「×印」をつけて投票します。それ以外の記載は無効となります。不信任が多数となった裁判官は罷免されることになります。

そもそもなぜ衆議院総選挙とともに、最高裁の判事を信任投票するかというと、現行の日本国憲法に「主権在民」から以下のような規定があるからです。

第七十九条　最高裁判所は、その長たる裁判官及び法律の定める員数のその他の裁判官でこれを構成し、その長たる裁判官以外の裁判官は、内閣でこれを任命する。

②　最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、その後十年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し、その後も同様とする。

③　前項の場合において、投票者の多数が裁判官の罷免を可とするときは、その裁判官は、罷免される。

④　審査に関する事項は、法律でこれを定める。

　(後略)

◎課題は裁判官の信任するための情報

　最高裁判所の裁判官がどのような人かというとほとんどの国民は知らないと思います。それでは信任しようがないとして裁判官の情報開示を求める声が出るようになりました。

　そこで、衆議院議員総選挙の候補者の広報と同様に、最高裁判所裁判官国民審査の広報を各選挙管理委員会から出すようになりました。

　また、最高裁自身も、ホームページで裁判官の経歴や人となり、判決例を出すようにはなっています。

　https://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/index.html　

　各マスコミも、特集を組んで、分かりやすく仕組みを紹介し、最高裁判事の情報を出すようにはなっています。